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12月07日-02号

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  1. 備前市議会 2022-12-07
    12月07日-02号


    取得元: 備前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    令和 4年11月第5回定例会              第 5 回 定 例 会 会 議 録 (第2号)会議開閉日時  令和4年12月7日  午前9時30分 開議    午後3時10分 散会会議の場所   備前市役所議場出席した議員の番号氏名  1番  草 加 忠 弘      2番  丸 山 昭 則      3番  奥 道 光 人  4番  内 田 敏 憲      5番  松 本   仁      7番  青 山 孝 樹  8番  山 本   成      9番  森 本 洋 子      10番  石 原 和 人  12番  立 川   茂      13番  尾 川 直 行      14番  土 器   豊  15番  中 西 裕 康      16番  守 井 秀 龍欠席・遅参・早退した議員の番号氏名  欠席 6番藪内 靖 11番西上徳一  遅参 なし  早退 なし説明のため出席した者の職氏名  市長      吉 村 武 司  副市長     杉 浦 俊太郎  教育長     松 畑 煕 一  市長公室長   藤 田 政 宣  総合政策部長  梶 藤   勲  総務部長    今 脇 典 子  市民生活部長  濱 山 一 泰  保健福祉部長福祉事務所長    文化観光部長  大 岩 伸 喜                           森     優  産業部長    河 井 健 治  都市整備部長  大 森 賢 二  教育振興部長  石 原 史 章  社会教育部長  波多野 靖 成  教育まちづくり推進部長      国際教育推進部長守 屋 孝 治                           大 橋 宗 志  総合支所部長  杉 田 和 也職務のため議場に出席した議会事務局職員  事務局長    石 村 享 平  議事係長    青 木 弘 行  議事係主任   楠 戸 祐 介 △議事日程並びに付議事件(結果) 番号議事日程付議事件等結果1一般質問  ・12番 立川 茂議員  ・9番 森本洋子議員  ・7番 青山孝樹議員  ・3番 奥道光人議員  ・1番 草加忠弘議員通告事項一般質問通告表のとおり)                              ── △一般質問通告事項 順位通告者氏名質問の要旨答弁者112番 立川 茂1 こどものあそび場・児童遊園等について  ① 児童遊園の運営・維持管理について、現有施設の充実を  ② 備前市公園整備計画について、児童遊園の位置づけは  ③ 児童遊園の対応窓口が違う理由は  ④ 児童福祉施設費での遊園用地購入提案があるが、根拠とすべき通知との整合性はあるのか市長 都市整備部長 (再質問あり)2 財政について  ① 合併特例債年間元利償還金一般財源充当額について  ② 過疎債の年間元利償還額一般財源充当額について  ③ 合併特例債・過疎債の資金の出し手について  ④ 債権利率決定プロセスについて 市長
    総務部長 (再質問あり)3 教育行政について  ① 備前市コミュニティ・アート・プラザ構想について  ② 備前市コミュニティ・スポーツ・プラザ構想について 教育長 社会教育部長 (再質問あり)29番 森本洋子1 備前市の目指す将来像について  ① 子育て支援について  ② 教育について  ③ 移住定住について 市長 教育長 (再質問あり)2 公民館について  ① 中央公民館について  ② 地区公民館について 市長3 帯状疱疹ワクチン接種について市長 (再質問あり)37番 青山孝樹1 新規事業、その後について  ① 進捗状況と今後の見通しは市長 文化観光部長 社会教育部長 総合支所部長 (再質問あり)2 補助金の減額、その後について  ① 各団体との意見交換は  ② 今後の見通しは 市長 文化観光部長 産業部長 (再質問あり)3 ウィズコロナに対応し、交流人口を活用した賑わいづくりを  ① 道の駅の進捗状況について  ② インバウンドを活用した文化スポーツツーリズムを 市長 (再質問あり)4 市内中学校間の越境入学について  ① 各中学校における越境入学の現状と来年度の見通しは  ② 学校運営への影響は 教育長 教育振興部長 (再質問あり)5 防災・減災における庁舎内の危機管理について  ① 危機管理マニュアルやBCP(事業継続計画)作成状況は  ② 効果的に運用するための取組は 市長 総合政策部長 (再質問あり)43番 奥道光人1 旧アルファビゼン周辺整備について  ① 道路整備について  ② 西片上駅の改修について  ③ 交差点について 都市整備部長 (再質問あり)2 「北前船」今後の活用について市長 文化観光部長 (再質問あり)51番 草加忠弘1 奨学金代理返還の企業支援について市長2 動物と共生できる社会の推進に関する条例について市長3 公共施設等における男性用サニタリーボックスの設置について市長     午前9時30分 開議 ○議長(守井秀龍君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席は14名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 この際、会議録署名議員の追加指名について申し上げます。 署名議員に指名しております11番西上議員が本日欠席されておりますので、13番尾川議員を新たに署名議員に追加指名いたします。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 日程1、一般質問を行います。 13名の方からの通告を受けております。 重複する質問は努めて排除していただき、執行部における答弁は簡潔にお願いいたします。 また、備前市議会基本条例の施行に伴う留意事項を申し上げます。 議会基本条例第10条第3項による質問趣旨の確認等は、議長の許可を得てから発言願います。 なお、許可後の発言中は、質問持ち時間の計測を停止する取扱いといたします。 それでは、通告に従い、順次発言を許可いたします。 まず、立川議員の一般質問を願います。 12番立川議員。     〔12番 立川 茂君 登壇〕 ◆12番(立川茂君) 皆さん、おはようございます。 それでは、通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。 今回も大きく3つのカテゴリーで質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いをいたします。 1点目、こどものあそび場・児童遊園等につきまして。 備前市においては、教育大綱で「すべては子どもたちのために」を掲げております。折に触れ、子供の居場所、遊び場が必要と公言をされ、施策を進めておられること、その造詣の深さにはリスペクトを禁じ得ません。 また、昨年度において、遊具事故による遊具基準の見直し点検での改善、改修事業も終了したとのことであり、併せて感謝申し上げるところであります。 児童遊園整備につきましては、過去の議会においても度々取り上げられております。改善に向けて努力をしますとの答弁をされていたと記憶をしております。 そこで現在、都市整備部が所管している児童遊園地と称する施設は36施設あるとのことですが、今般、市内各地の19施設につきまして期待を持って現地を確認させていただきました。 施設名ごとに状況を申し上げることはこの場では控えますが、トイレのある児童遊園地は19施設のうち10施設で約半分、そのうち水洗が5件、くみ取りが5件で、清潔なところ3件、あとは大変汚れておりました。 ごみステーション資源ごみステーションが同一敷地内に設置されているところ、草が伸びているところ、危険箇所の表示が壊れているところと大変残念な状況でありました。 とても子育て世帯が楽しい時間を過ごすイメージは湧きませんでした。 そこで児童遊園等について何点かお伺いをしてみたいと思います。 まず1点目、児童遊園の運営、維持管理は担当部署でされているのでしょうか。それとも、地元が行うのでしょうか。現状では、直接管理を地元が担っているところもあると思いますが、覚書、委託契約書等は交わしているのでしょうか、お聞かせください。 また、子供の居場所、遊び場に造詣の深い市長にお聞きするのはいささかやぼかもしれませんが、せっかくある施設の充実が新設より優先されるべきと考えますが、見解はいかがでしょうか、お聞かせください。 2点目、都市公園法に定める公園の整備計画、つまり備前市公園整備計画はどうなっているのでしょうか。対象となる公園数はどうでしょうか。児童遊園の整備計画はいかがでしょうか。対象となる児童遊園数はどうでしょうか。 また、備前市の言う児童遊園地はどの位置づけになるのでしょうか、お聞かせをください。 3点目、備前市では、児童遊園地として都市整備が所管しているのが36施設、日生総合支所が所管しているのが14施設あるとのことですが、なぜ対応窓口が違うのでしょうか。予算等を含め、十分な対応ができているのでしょうか、お聞かせをください。 4点目、備前市一般会計補正予算(第9号)が提案されており、児童福祉施設費で公有財産の購入がありますが、備前市公園整備計画に沿ったものなのでしょうか。それとも、思いつき公園なのでしょうか。 さらには、児童福祉施設費での事業であれば、児童福祉法による児童厚生施設としての児童遊園となります。であれば、厚生労働省児童家庭局育成課長通知にある標準的児童遊園設置運営要綱には準拠されているはずですが、その認識でよろしいのでしょうか、お聞かせをください。 次に、2つ目のカテゴリーでございます。 財政について。 人口減対策、少子・高齢化対策に取り組んではいるものの、我が国人口の自然減は待ったなしで、団塊の世代ジュニアが後期高齢者に到達する2040年をピークとして急激なダウンが予測されている中で、財政状況が良好とは言い難い備前市において、図書館建設、旧アルファビゼン建物再開発、共同調理場の新築、備前焼ミュージアムの建て替えなどといったいわゆるビッグフォーの大型プロジェクトや先行投資の名の下に公有財産の購入が次々と提案されております。 その財源として、有利な債権、諸基金の取崩しが充てられております。有利な債権として、合併特例債、過疎債での資金調達を計画されているようですが、今後の人口動向を鑑みると、労働力減少による所得税等収入が減、人口減による交付税減少等が懸念され、歳入は減少が見込まれております。 他方、社会保障費は増額が見込まれており、地方自治体はますます厳しい財政運営を迫られてくることが予測されております。 そうした中で、合併特例債、過疎債が今後に及ぼす財政負担について、何点かお伺いをいたします。 1点目、合併特例債については、事業費の95%までが充当可能で、また返済額の70%を国が負担、元利償還金の70%が普通交付税によって措置をされておりますという仕組みで、皆さん、御存じのとおりでございます。 2018年にさらなる改正特例法が成立し、発行期限が、被災地では合併後25年間、被災地以外は20年間に延長をされております。 またさらには、近いところでは、市長会のほうでこの期間を延長するという要望も上げられておるようです。 そこで合併特例債の2022年3月末残高と現行条件での年間元利償還額及び30%の一般財源の充当金額、今後の使用予定額と年間元利償還額、現行条件で結構です、及び30%の一般財源充当金額を概算でも構いませんのでお聞かせをください。 2点目、過疎対策事業債は、償還期間は据置期間を含む12年以内であり、過疎対策事業債の元利償還について、これもその70%が普通交付税の基準財政需要額に算入されております。 そこで過疎対策事業債の2022年3月末残高と現行条件での年間元利償還額及び30%の一般財源の充当金額、今後の限度額まで使用が予定されていると聞いておりますので、限度額まで達した場合の元利償還額及び30%の一般財源充当金額を概算でも構いませんのでお聞かせをください。 なお、過疎債については県の承認が要るということで、それは条件から外していただけたらと思います。 3点目、備前市の合併特例債、過疎債の資金の出し手、オープンマーケットなのか、銀行等引受け地方債等なのかについて、現状とメリットをお聞かせください。 4点目、債権利率の決定プロセスについて、提示によるものか、入札によるものなのか等、お聞かせください。 大きく3点目のカテゴリーでございます。 教育行政について。 本来ならば、芸術の秋、スポーツの秋を楽しみたいところでしたが、今年も夏が長く、暑く、そういったことで秋も短いものとなりました。文化祭もスポーツ大会も秋祭りも、コロナ禍、ステージセブンもありました。 そうした中で、応募作品や参加プレーヤーも少なかったようで、とても残念な秋となりましたが、一歩ずつでも以前のにぎわいが戻ればと思っている一人であります。 どうしても活動にブレーキがかかる中で、教育委員会、公民館、文化協会の皆様、大勢の市民の皆様には、備前市文化祭やBIZEN音楽祭をはじめ多岐にわたるイベント開催、御協力、御支援には大変感謝を申し上げるところであります。 そうした中で、昨年10月に発表されたコミュニティ・プラザ構想、仮称でありますが、についてお尋ねをいたします。 1点目、備前市コミュニティ・アート・プラザ構想、別名ハッピーアートBizenで、「幸芸」をキーコンセプトにアートのまち備前市を進めるという構想で、学校芸術と社会教育活動としての各種芸術活動を連携して推進するとの趣旨で、組織も構築し、具体的な施策も示されておりましたが、その進捗状況や実績についてお聞かせをください。 2点目、備前市コミュニティ・スポーツ・プラザ構想、別名ハッピー・モーションBIZENで、「幸運」をキーコンセプトにスポーツのまち備前市を進めるという構想で、学校、園での体育、スポーツ、部活及び同好会などの学校体育と社会教育活動としての各種スポーツ活動を連携して推進するとの趣旨で、これも組織も構築し、具体的な施策も示されておりましたが、その進捗状況や実績についてお聞かせをください。 以上でございます。 なお、答弁資料、お忙しい中お作りいただきましてありがとうございます。 以上で一般質問を終わります。答弁よろしくお願いをいたします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) 皆さん、おはようございます。 それでは、立川議員の御質問に順次お答えいたします。 1番、1点目、児童遊園の運営・維持管理について、現有施設の充実をについてでありますが、遊具の点検などの管理は市職員で対応しておりますが、草刈りや清掃などは基本的に地元に管理をお願いしており、覚書、委託契約書などについては交わしてはおりません。 現有施設の充実については、現状の利用状況などを総合的に判断し、新設設備も併せ、整備していくこととしております。 2点目、備前市公園整備計画について、児童遊園の位置づけはについてでありますが、現在、市民が憩い、交流の場とし、低年齢層から高年齢層、障害者の方までが求める多様なニーズに即応した安心・安全な公園、広場を整備するため、備前市身近な公園の整備管理基本計画を策定し、公園を整備することとしており、対象となる公園は73か所となります。 なお、都市公園法による対象となる公園は6か所となります。 児童公園の位置づけとしましては、策定した備前市身近な公園の整備管理基本計画では、対象となる公園数は35か所であり、低年齢層から高年齢層までの方々が安心・安全に遊び、交流できる場所としても位置づけることとしています。 3点目、児童遊園の対応窓口が違う理由はについてでありますが、合併当初から本庁と日生総合支所と所管が別となっており、おのおのが台帳で管理していることから、点検等により異常が発見された場合での緊急対応が早急に可能となります。次年度から、三石総合支所にも日生総合支所吉永総合支所と同様に、一部所管を移してまいりたいと思います。 あわせて、地区関係者からの苦情などへの対応も、その地区の事情を熟知しており、早期にできることから、現在も窓口を別にしています。 また、予算については、緊急性の高い遊具の修繕、撤去費等を措置しております。 4点目、児童福祉施設費での遊園用地購入提案でありますが、根拠とすべき通知との整合性はあるのかについてでありますが、備前市身近な公園の整備管理基本計画に沿った公園として購入するものであります。 予算費目については、児童福祉施設費での予算として計上させていただいております。市の児童遊園地は児童福祉法による児童厚生施設ではないことから、厚生労働省の標準的児童遊園設置運営要綱には準拠していません。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。     〔教育長 松畑煕一君 登壇〕 ◎教育長(松畑煕一君) 皆さん、おはようございます。 私からは、3番、教育行政についてお答えをいたします。 1点目、備前市コミュニティ・アート・プラザ構想についてでありますが、スポーツ構想にもありますプラザという名前は、建物ではなく、公共の広場を意味いたしております。 まず、備前市総合芸術文化祭については、一連の秋の文化芸術イベントを一冊の総合パンフレットに取りまとめ、従前からの地域の文化祭や展示会などを掲載するとともに、アートカルチャートークショーとして、11月3日には全市民向けに管弦楽団による演奏会及び落語公演会を新たに実施をいたしました。 続いて、アートカルチャーラリーにつきましては、御質問にあります文化祭やBIZEN音楽祭などの市民手作りのイベントに総合芸術文化祭パンフレットを手に持って各所をめぐっていただきたいと考えたものでございます。 次に、アートカルチャー表彰につきましては、6月に制度を開始しましたので、制度PRに努め、市民の輝かしい活動成果を表彰してまいりたいと考えております。 今後も、学校芸術とも連携を図りながら、多くの市民の皆様にとって備前市の芸術文化に触れやすいイベント等を企画し、アートのまち備前市を目指してまいりたいと考えておりますので、御協力のほどよろしくお願いをいたします。 続きまして2点目、備前市コミュニティ・スポーツ・プラザ構想についてでありますが、「幸運」をキーコンセプトに、スポーツのまち備前市、健康都市備前市を推進していくものであります。 これまでの主な活動実績といたしましては、5月に春のニュースポーツフェスティバル、10月は、日生、吉永会場を加え、備前会場では女子短距離界の女王と言われました福島千里さんを講師に迎え、拡大した市民総合スポーツフェスティバルを実施するなど、スポーツを通じて市民の融和と市民皆スポーツの振興に寄与するものとなりました。 また、今年3月には、備前市教育委員会文化スポーツ表彰授与式を実施いたしました。これは市内の小・中学生で岡山県大会を制した個人及び団体に対し表彰するものであり、各種競技、全部で19名の生徒に対して表彰いたしました。 今後におきましても、みんなで楽しく運動して幸せになることができますよう、積極的に活動を進めてまいりたいと思います。 私からは以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 今脇総務部長。     〔総務部長 今脇典子君 登壇〕 ◎総務部長(今脇典子君) おはようございます。 私からは、2番の財政について、本日提出の資料に沿ってお答えをいたします。 1点目、合併特例債の残高と年間元利償還金及び一般財源充当額についてですが、出納整理後の令和3年度決算における借入残高は61億9,973万円で、完済までの一般財源の充当額が18億8,654万円になります。 また、期限の令和6年度までに残りの発行可能額の28億円を表の利率で借り入れた場合は、一般財源充当額として8億5,520万円が必要になる計算です。 年間元利償還額は、償還年数や利率等が異なり、毎年同額にはなりませんが、来年度の元利償還額は約6億1,000万円、一般財源の充当額は約1億8,000万円、失礼しました、約1億8,300万円となる見込みです。 次に、2点目の過疎対策事業債についてですが、令和3年度決算の借入残高は29億2,488万円となっており、合併特例債と同じ、令和6年度までに、年間2億5,000万円ずつ、表の利率で借り入れると仮定しますと、完済までの一般財源充当額は3億722万円になります。年間元利償還額は、合併特例債と同様に、条件が異なり、毎年同額にはなりませんが、来年度の元利償還額は約2億7,000万円、一般財源充当額は約8,200万円となる見込みです。 次に3点目、合併特例債及び過疎債の資金の出し手についてですが、過疎債は、従前から財務省の財政融資資金から借り入れております。同一の借入条件で民間より利率が低い点がメリットでございます。 一方、合併特例債は、地域経済へ還元や基金等の預け入れとのバランスを考慮して、主に市内の金融機関から借り入れております。 次に4点目、債権利率の決定プロセスについてですが、財政融資資金につきましては借入額と償還期間からあらかじめ利率が定められます。また、市内金融機関から借り入れる際は、こちらの発行条件に対する利率を各金融機関で見積もっていただき、最も低い利率を提示した金融機関から借入れを行っております。 私からは以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) 答弁ありがとうございました。重なりますが、資料提供、本当に忙しい中ありがとうございました。 それでは、再質問に入らせていただきます。 まず1点目、児童遊園の件なんですが、1点目の質問の答弁の中で、維持管理は担当部署がされておりますと。質問でも読み上げましたが、大変残念な、これはどの程度、例えば見回りとか、これはよろしかったら写真を撮っておりますけども、残念な結果で本当に、わあと思いました。 これは本当に担当部署はどのような管理をされているのでしょうか。ちょっとお尋ねをしておきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 大森都市整備部長。 ◎都市整備部長(大森賢二君) 児童公園の維持管理でございますが、定期点検、遊具の定期点検等は年1回行っております。それから、その他の点検につきましては随時ということで、見回り等を行っております。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) これも申し上げましたが、なかなか、今、私は11月の中頃から3日か4日かけて行かせていただいたんですけど、とても子供連れで若いお母さんが、あそこかここで時間を過ごそうかという雰囲気には程遠いなと思ったんですが、中には、おっしゃるとおり危ないよということで今砂場は使っておりませんので、トラロープを張っておるんですが、張っておるところ、使用禁止、危ないから入らないでねという、書いた札がもう飛び散っていました。 非常に、市長は先ほど安心・安全とおっしゃいました、何とか処置ができないものかなと思いながら見させていただいたんですが、その点、今後御検討いただきたいと。 年に1度、遊具は確かにおっしゃったとおり32か所交換していただいて、新しい遊具にはなっておりました。これは先ほどもお礼を申し上げましたが、ありがとうございます。 ただ、本当にきれいになったブランコの二、三メートル横に単管で積んで、単管を組んで土のうを置いて、資源回収ステーションというようなものがあるんですね。子供、親御さん、そこでゆっくりされますか。部長、現場は御存じですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 大森都市整備部長。 ◎都市整備部長(大森賢二君) 現場のほうを確認させていただきまして、先ほどの議員御指摘の砂場の件につきましては、大内の保育園の西であったと思います。風で飛んだのか、ちょっと確認をして、すぐ対応するというようにしております。 それから、30年代後半からできた公園ということで、非常に老朽化も進んでいる。それから、設置された経緯につきましては、その公園がいろいろな経緯でできております。 ですんで、小規模であるのが非常に多く、それから資源回収ステーションであったりごみボックス、そういったもの、地区の利便性というか、設置場所がない場合、どうしても児童公園等を選定されるところがあるかと思います。そういったところは地元と協議しながら、子育て世帯のためにどういったものにしていくかというのは検討していくということで、今回、公園の整備計画等を立てまして、年次的に、公園数が非常に多いので、全部がすぐできませんけど、そういったものについては対応していきたいというふうに考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) 大変苦しいお話だと思いますが、これは、要は部長、責めているんじゃないです。やっぱり、これだけのものを維持しようと思えば人とお金がかかるという、先ほど後半でお話を聞きましたが、合併時に吉永、日生、吉永はここの課の管理なんですよ。日生だけは日生総合支所の管理なんですよ。これ直したらと言うと、いや、予算がないんです。 今、本庁の都市計画課のほうへお尋ねすると、見回っております。やはり月に1回ぐらいはされて、したほうが、市長、資金と人を出してあげてほしいんですけど、子供たちのためにという、最初に申し上げましたけど、改善できるどころかどんどん日を追うごとに、先ほどおっしゃいました大内の分なんかもロープが劣化なんですよ。劣化で切れて落ちているんですよ。劣化ですよ、劣化。 一月の間に見れば分かることなんですけど、これ以上言いませんけども、そういったところで、それをお願いしたんですけど、市長、どうですか。そういうところに人とお金をつぎ込むおつもりはありませんか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員と同意見であります。必要な人材、職員あるいは保守整備する費用、そして地域の方のお考えも聞きながら、議員御指摘のような場所を少しでもなくして、公園というのは一つの文化水準でありますので、また安全・安心な場所でもあるわけであります。 これは、備前市の将来にとっても、美しい備前市の美観から考えても、全職員で共有しながら、担当課に十分な権限を持たせるように、予算面からも応援をしてまいりたいと思います。御指摘どうもありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) ありがとうございます。 心強いお話で、また半年後ぐらいを楽しみにさせていただきたいと思います。 その中で、今の管理の話も出たんですが、地元でお願いしている。これはこれでいいと思います。ところが、何か覚書とか委託契約の類い、書類で、我々市民が役所へお願いすると、この書類を出せ、あの書類を出せと言われるんですけど、何かファジーな管理になっていませんか。 この公園は、例えば草刈り、掃除はお願いしますね、何かあったときの費用は市が持ちます。遠慮なしに言ってください、窓口はここです。地元の窓口はここですというようなものが必要なんじゃないかな。ぜひともその辺をお考えいただきたい。 実は私ごとですけど、私も目の前の公園がございまして、子供が、おっちゃん刈ってえなと言うから草を刈るんですけど、そういったところで、書類があるかなと思ったら全くないんですね。幾ら協働とはいえ、何かぼやっとしたもので管理をしなさいというふうな気がしてしょうがないんで、今おっしゃいましたように、安心・安全、非常にフェンスも破れたりさびたり、大変子供たちが遊ぶイメージが湧いてこないのは私だけじゃないと思いますので、その点もひとつよろしくお願いをいたします。 それ以上言ってもしょうがないんで、次、市長のほうからお話がありました身近な公園整備基本管理計画、これはいつつくられて、どういうふうに公表されたんでしょうか。内容はどうなんでしょうか。簡単にお願いします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 大森都市整備部長。 ◎都市整備部長(大森賢二君) この備前市身近な公園の整備管理基本計画でございますけど、11月に策定をしております。ですので、まだ公表のほうはできておりませんので、委員会等で御説明をさせていただきながら進めていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) すいません、出来たてほやほやのやつをお尋ねしたんですね。11月にできたということは、それまで準備期間もあったでしょうし、委員会で報告するということですが、この場では報告できないということだと思いますので、しっかりその整備計画、基本計画に沿って公園を整備していただきたいと思います。 窓口の違うやつについても、ぜひ、総合支所に渡すんなら一緒に予算もつけてあげてほしいんですが、壊れたときの費用だけは何とかする、撤去の費用は何とかする、じゃあ先ほどちょっと申し上げました環境整備するごみ箱であったり、トイレの掃除であったり、トイレの用品であったり、やっぱり一つ環境の中でやるわけですから、総合支所の窓口に行くんでしたら、ぜひともこれはお願いです、予算をつけてあげてほしいなと、これはお願いをしておきます。 4点目で、これは畠田の用地ですかね、児童福祉施設費で買われると。私はこれを見まして、児童福祉施設であれば当然のことながら設置基準、運営基準があるんですけど、市長の答弁では準拠していないと。児童福祉施設でされるというのは、品目が今のお答えですと違うような気がするんですが、これは本当に児童福祉費で用地購入、それから造成されるんですか。このまま。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 大森都市整備部長。 ◎都市整備部長(大森賢二君) この備前市の児童公園につきましては、議員御指摘の要綱につきましては、児童福祉法による児童厚生施設の中の児童遊園、それから児童館、そういったものの要綱になるかと思います。 県のほうにも確認させていただいたんですけど、県内には7か所、児童遊園地があるということで、備前市はそれに入っておりません。こういう児童厚生施設につきましては県の認可届出等によるものだと考えられますので、先ほど言いましたように、備前市の児童公園はいろんなたてりで設置をされておりますので、児童厚生施設という法に基づくものではないということで、この要綱では準拠していないという意味でございます。 今年度から、都市整備部のほうが所管替えになっておりますので、その分、児童福祉費で今回予算を、当初予算から児童福祉費でありましたので、今年度につきましては児童福祉費のほうで予算を計上、今、しておるところでございます。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) 確認です。児童福祉法の準拠によらない公園だということで、なおかつ児童福祉施設費で買われるという認識でよろしいでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 大森都市整備部長。 ◎都市整備部長(大森賢二君) その方針でやっていきます。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) ありがとうございます。何かつじつまが合わないような大変苦しい答弁で、それ以上突っ込みません。 それから、資料いただいて本当にありがとうございます。 都市公園ということで6施設、これの管理、社会教育があったり日生があったり都市計画があったりということで、都市公園の管理をいただいているわけですが、これの横串といいますか、そういったところの管理ですか、この辺が非常に気になるんですが、教育委員会は教育委員会だけでやりなさい、都市計画でやりなさい、日生は日生でやりなさいということで終わってしまっているような気がしてしょうがないんですが、これを統括する部署はどこかあるんでしょうか、組織的に。ちょっとお教えいただきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 大森都市整備部長。 ◎都市整備部長(大森賢二君) 先ほどから御説明させていただきますこの身近な公園の管理、備前市身近な公園の整備管理基本計画ということでまとめております。管理の方法、それから整備の方法等をこの計画でまとめております。 統括といいますと、やはりその管理する部署が別々でありますので、この計画を基に横串を刺して、公園の管理、それから整備を進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) しっかり管理をいただきたいと思います。 それから、児童公園という位置づけ、備前市が思われておる、これをまた次の機会で結構です。教えていただきたいのは、地区公園と名がついているものが結構あるんですが、この地区公園の位置づけ、これはどういうことなんでしょうか。ちょっとお教えいただきたいと思います。 あわせて、その他の公園というのもちょっと教えていただけたらと思いますが。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 大森都市整備部長。 ◎都市整備部長(大森賢二君) この表でいきますと、旧備前につきましては児童公園という名称にしております。日生につきましては地区公園、その他公園というのは、それ以外という位置づけにしております。日生の地区公園につきましては、現状は、旧備前の児童公園に似たようなものでございますが、名前としてはこういう地区公園ということで、台帳上、管理してきたということでありますので、そういう位置づけにしております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) ありがとうございます。 備前市都市計画課で管理しておるものを児童公園、似たような施設でも日生総合支所が所管しているのは地区公園と。何か聞いておかしくないですかねと思いますので、やっぱり一元管理の方向を目指して、さっき市長答弁いただきましたけど、地区の声が直接聞けるというようなところのメリットはあるんでしょうが、どうも見たときにすっきりとしない思いがありますので、その辺お尋ねがあったときにはしっかり対応いただけたらと思います。 児童公園については以上で終わります。よろしくお願いをいたします。 それから、財政のほうも、次に移らせていただきます。ありがとうございました。表をいただきました。 この表を見て、やっぱり、びっくりといいますか、やっぱり財政は大変厳しいものがあるんだなという思いがいたしました。 端的に申し上げますと、年間の返済額ですが、両方合わせて2億6,000万円が毎年消えていく、返済で。これは市のお金が出ていくんですよ。交付税措置した残りの分ですね。はい。それだけ金額が出ていくよと、この2億6,000万円という数字、ちょうど商工費が昨年の決算で3億2,700万円ですね。これが一番近いかなと思います。 一つの部署のお金が返済で出ていくと。この事実だけしっかり捉えていただけたらと思います。 何とか、市長がおっしゃっていました30億円欲しいですねという思いで、お尋ねをしておきます。 すいません、次ですが、合併特例債市内金融機関の入札で金利が決まっているよと、これは仮説でお願いを、仮定でお願いをしましたが、変動金利になると思いますが、今後金利が変動した場合、金融機関借入れですと、金銭消費寄託の契約は多分金利が大きく変わればお話合いですよということで、上昇局面になれば、またこれ以上の負担が出てくるんではないかと思うんですが、その辺の認識はいかがでしょうか。全く固定というのはあり得ないと思うんですが、その辺の認識はどうですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 今脇総務部長。 ◎総務部長(今脇典子君) もちろん金利は変動してまいると認識しております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) ということになりますと、本当に今後、質問で申し上げましたけど、収入のほうは減る見込みが大きく立ちます。歳出のほうは、大変失礼な言い方です、私もお世話にならないかんのですけど、一番大きなという民生費ですね、備前市で、61億円あるんですよね、昨年度決算で。これがまた増えてくるんですよね、高齢になりますと。費用のほうの増加、どんどん目に見えて増えてくるんじゃないかなと思います。 そこでこの元利の償還負担、毎年じゃないですけど、来年度ですと2.6億円覆いかぶさってきます。市税のほうは48億円、49億円ぐらいでしょう。あとは財政といえば交付税頼み、75億円、昨年、いただいておりますが、こういったところの財源、しっかりと歳入歳出を見ていただいて、お進めいただけたらなと思います。 ビッグフォーの資金需要も出てくるわけですから、しっかりとその辺の歳入をお考えいただきたいと思うんですが、今後の見通しについて、市長、何かございましたら、財政的に、よろしく教えてください。
    ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 備前市のみならず、日本のほとんどの不交付団体以外の自治体がたくさん、それこそ九十数%の自治体が交付税団体でありまして、この不交付税の団体になる余地は、我々東備地区においても、それはないと思います。 よって、いかにまちの発展をしていくかというところをこのような期限が限られたものに対してできる限り活用していく、そして長く返済をしていく、あるいは交付税算入に入れてもらう。そういう合併特例債や過疎債は各自治体が研究し、また活用しているところであります。 一方、毎年、今、議員御指摘のように、税収が極端に増えるというようなことはなかなか考えられないわけであります。 その上で、市民の皆さん方も経常収支というところの目線が大変厳しいところがあるわけであります。よって、今現在も来年度の当初予算の査定をしておりますけども、やはり毎年厳しくなる。そういう中で、今年度も補助金等を削らせていただいておるわけであります。 できる限りバランスシートを取りながら、備前市の財政が将来の子供たちに大きな負担にならないように、私は市長として、この厳しい財政状況の中で、補助金ありきというような市政ではなしに、みんなに協力してもらいながら、まず弱い人のために、あるいは小さいお子さんのために、あるいは教育のために、重点項目をつくりながら財政運営を毎日やっておるところでございます。 議員の皆さん方にも、確かに余るほどのお金がありましたら、補助金、助成金を出せばいいわけでありますが、議員御指摘のような状況で、税収についても交付税についても先が大体想像できるわけであります。その中で、健全経営、健全財政をやろうとしますと、やはり厳しい査定をやらなければ、これは借入金が増える一方になるわけでございますので、そういうことにならないように、安心して市民の皆さん方が備前市に住みついていただける、そのようなまちづくりを財政面からも、これからも慎重に真剣にやっていきたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) ありがとうございます。 その気持ちは、大変あれなんですが、補助金を削れというところではなくて、債権費、実質出ていくのが2億円近くありますよ、毎年、というところをしっかり押さえていただいて、予算編成に向かっていただければと思います。 補助金で、要るところは要るわけですから、先ほどの公園の話じゃないですけど、ちょろっとお金をかけても行かなければ無駄になりますので、その辺を併せてしっかりお考えいただきたいと思います。 時間もあれですので、3点目に移らせていただきます。 教育長の御答弁ありがとうございました。 コミュニティ・アート・プラザ構想というようなことでやっておられました。今、成果もあったんですが、これは組織がありますよね。これはどのような協議会ができたんでしょうか。ちょっとお教えください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 波多野社会教育部長。 ◎社会教育部長(波多野靖成君) 備前市総合芸術文化祭のそれぞれの組織でございますが、公民館を中心とした地区の文化祭につきましては、公民館活動課で管轄いたしまして、中央公民館を中心に運営しております。 また、備前市の美術展あるいは文化祭の各書道、それから洋画等につきましては、備前市文化協会のほうが主に管轄されてやっております。 また、学校につきましては、本日もこの市役所の1階ロビーで児童・生徒の美術展をやっておりますが、そちらのほうは備前市の教育研修所の部会のほうで担当をしております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) ありがとうございました。 ちょっと私の聞き方がまずかったみたいで、教育委員会のほうが示されました構想には、地域学校協働本部があって、その下に備前市コミュニティ・アート・プラザ推進協議会というのがあって、その下に学校園芸術活動推進会議、社会教育芸術活動推進会議という組織体があるんですね、組織図が。これについてお尋ねしたんですが、これをまず学校関係、それから社会教育関係をまとめてコミュニティ・アート・プラザの推進協議会をつくるんだという組織図になっておるんです。 この組織についてお尋ねをしたので、運営組織についてでありませんので、すいません、その点、できているかできていないか、どういう構成なのか。これはスポーツも全く一緒ですね、学校園体育スポーツ活動推進会議、社会スポーツ推進会議、これが併せてコミュニティ・プラザ推進協議会ができて、その上に地域学校協働本部というのがある組織をつくっておられるんですが、それについてのお尋ねですが。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 波多野社会教育部長。 ◎社会教育部長(波多野靖成君) 今年度につきましては、地域学校協働本部あるいは学校園との合同組織を作成するところまでは至っておりません。 管轄いたします教育委員会の社会教育課と教育文化振興課のほうで、パンフレット制作あるいは依頼等のお願いをした次第であります。翌年度から、組織の作成に向けて動いてまいりたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) すいませんね、これは私が言うたんじゃなくて、教育長が発表された構想図に組織図があったんでお尋ねをしてみました。 これに限らず、今、部活の問題とか、いろいろあろうかと思いますので、しっかり協議をいただいて、備前市のスポーツをしていただけたらと思います。 1点だけ最後に、アートプラザにしても、スポーツプラザにしても、備前市の一周観光文化ツアーとか市内巡りウオークラリーとか、簡単にできそうなやつが御報告になかったんですが、この点はどうなんですか。やる気はなかったんでしょうか。やれなかったんでしょうか。やったんでしょうか。3つのうち1つだけお答えください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 波多野社会教育部長。 ◎社会教育部長(波多野靖成君) 本年度は実行できませんでした。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) 立川議員。 ◆12番(立川茂君) ありがとうございます。また、いろいろと大変でしょうが、よろしくお願いをいたして終わりたいと思います。ありがとうございました。 終わります。 ○議長(守井秀龍君) 以上で立川議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、感染症対策のため、この際暫時休憩いたします。     午前10時27分 休憩     午前10時45分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、森本議員の一般質問を願います。 9番森本議員。     〔9番 森本洋子君 登壇〕 ◆9番(森本洋子君) おはようございます。 通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。 1点目、備前市の目指す将来像について。 第3次備前市総合計画の中で、市長は、「豊かな自然と文化、魅力あふれるまち、活気あるひと、それが備前」を将来像に掲げられ、子育て支援の充実、教育のまち備前の発展、持続可能な雇用の創出・安定、住宅施策の推進の4本柱を軸に、将来像の実現に取り組んでいくと述べられております。 令和3年9月策定から1年が過ぎました。市長の目指している備前市に近づいているのか、現状をお聞きいたしたいと思います。 今やコロナ禍により、少子化が想定を上回るスピードで進んでいると言われ、虐待や自殺の増加など、子供を取り巻く環境や課題は深刻化しており、誰もが安心して子供を産み育て教育が受けられる、切れ目のない支援が求められております。 そこで1点目、子育て支援については、給食費、学用品費の無償化、また保育料の無償化など、先進的な取組を進めてこられました。 厚生労働省の示している少子化対策推進基本法には、出生率の低下の主な要因は、晩婚化の進行等による未婚率の上昇、その背景には仕事と子育ての両立の負担感の増大や子育ての負担感の増大と記載されております。 先ほども述べました無償化の事業、全て無償化でいいのかとの議論もございました。無償化の検証もしていく必要はありますが、子育ての上で、経済的、精神的なゆとりをもたらすための事業は絶対に必要であると思っております。 そこで今年度取り組まれた事業は来年度も継続されるのか、お尋ねいたします。 また、日生の寒河地区に開設されている第三の居場所についてですが、今年度、B&Gからの助成が受けられる最終年度と認識しております。開設に当たり、当時は市の中心地でないことから利用者数や運営を危惧しておりましたが、市内全域から利用者がいるとの報告を聞いており、安心しております。 しかしながら、来年度から運営費の助成金がなくなります。今までのような運営が行えるのか、お尋ねいたしたいと思います。 2点目、教育について、「みんなでつくる教育のまち備前市、すべては子どもたちのために」、備前市教育大綱の基本理念であります。 将来に影響を与える教育に関しても、着実に前に進めていかなければなりません。このたびは、備前まなび塾についてお尋ねいたします。 まなび塾+(プラス)として体験型を導入するなどの様々な取組を展開されておられます。子供たちに学習への関心を持ってもらうことも必要でありますが、当初の目的は学力向上であったと認識しております。 方向性としては、どのように進めておられるのか、お尋ねいたしたいと思います。 3点目、移住定住について。 若年者家賃補助、新築住宅補助や空き家活用の補助事業など、移住・定住施策に取り組まれております。 過去には、このような施策を行っても定住につながらないのではと補助期間が短縮されたときもございました。 地方交付税の配分に当たっては、国勢調査の人口に関する各種データに基づき、配分額が算定されます。 私個人の意見としては、たとえ2年から3年だけであっても、備前市に住んでいただけるほうが、備前市にとっては有益であると考えております。 移住・定住施策についても、令和4年度の事業が来年度も取り組まれるのか、お尋ねいたします。 大きな2点目の公民館について、1点目、中央公民館についてお尋ねいたします。 現在は、市民センター内にあります。旧アルファビゼンを活用する中に、中央公民館が移転するのか、併せて現在の中央公民館の役割をお尋ねいたしたいと思います。 2点目、地区公民館について、中央公民館と同様に片上公民館も、現在、市民センター内にあります。片上公民館も旧アルファビゼンへの移転を検討されているのか、お尋ねいたします。 また、備前市として、旧アルファビゼンの活用、学校調理場、備前焼ミュージアム、新図書館の建設と4つの大きな事業を進めていますが、1961年建設の伊部公民館、1976年建設の伊里公民館、この2つの公民館が次に整備されると私自身は認識しております。この2つの公民館について、今後の整備計画を教えてください。 大きな3点目で、帯状疱疹ワクチンの接種についてです。 6月議会でも質問いたしました。そのときの答弁では、他市の状況を参考に、国の動向も注視しながら研究していくとのことでした。 先日、帯状疱疹ワクチンの研修に参加してまいりました。 2022年11月現在で、ワクチン接種に助成している自治体は、全国で生ワクチンのみ対象が7自治体、不活化ワクチンのみ対象が5自治体、両ワクチン対象が36自治体となっておるそうです。岡山県では、西粟倉村が助成に取り組んでおります。 国のほうでも、11月19日の衆議院厚労委員会で、副大臣のほうから、各地方では助成制度があること、臨時交付金の使途として助成制度が使えることに言及して、一刻も早く前に進めたいという趣旨の答弁があったそうでございます。 2014年に水痘ワクチン、水ぼうそうのワクチン接種が定期化となり、小児の水痘、水ぼうそうは減少傾向が見られるものの、成人の水痘については明らかな減少が見られておらず、その要因として帯状疱疹患者が重要な感染源であると言われております。 帯状疱疹になりますと、痛みを伴い、重症化しますと、長期治療、入院に至ります。ワクチン接種をしますと、5年から10年予防ができると言われております。50歳から受けられるワクチン接種、豊かな老後の生活のためにも必要と考えております。 帯状疱疹ワクチン接種の助成制度の導入について、その後どのような研究等なされたのか、お尋ねいたします。 以上で終わります。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、森本議員の質問に順次お答えいたします。 1番、1点目、子育て支援についてでありますが、小・中学校の給食費、学用品費、保育園、認定こども園の保育料の無償化、子供医療費を18歳まで無料など、今後も継続をして子育て支援を行ってまいりたいと考えております。 次年度は、認定こども園、保育園の給食費も無償化の方向で検討してまいります。 また、寒河地区にあります子ども第三の居場所につきましては、B&G財団から助成を受け、収入が少ない世帯や独り親世帯など困難を抱える家庭環境にある子供が、家や学校以外で安心して過ごせる居場所として、令和2年度から事業を開始し、令和3年度は年間延べ約1,900人の子供が利用されております。 議員御指摘のとおり、助成は今年度で終了いたしますことから、来年度以降は国、県の補助金の活用や併設する放課後児童クラブ事業の拡充など、生活困窮世帯等の課題を抱える子育て家庭への支援を、見直しも含めて検討してまいります。 3点目、移住・定住についてでありますが、全国的に少子・高齢化により、地方圏の人口減が進み、本市においてもその傾向が顕著となっています。 市内の方々が今後も定住し、市外からの転入者が増えれば、各地域に子供を中心とした笑顔あふれる市民間の交流機会が増え、継続的なにぎわいのある町になると考えております。 また、コロナ禍においては、各種補助金等により、地域経済の活性化にもつながるものと考えておりますので、今後も本市の財政状況を勘案しながら拡充していきたいと考えております。 2番、1点目、中央公民館についてのうち、旧アルファビゼンに中央公民館、片上公民館を移すかどうかについてでありますが、旧アルファビゼンの跡地利用のワークショップやアンケートにおいて、公民館機能が必要であるという意見が多くあること、また合併特例債の活用を想定していることから、新しい市民交流の拠点として移す方向で進めてまいります。 次に、中央公民館の役割、業務、事業内容についてでありますが、市内の地区公民館の運営に関する総合調整、中央公民館としての貸し館、講座、文化祭等の実施、各種団体との連携を図ることであります。 2点目、地区公民館についてでありますが、伊部公民館と伊里公民館の整備計画について、どちらも令和3年3月策定の備前市公共施設整備計画の中で、耐震化もされていないことから、対策の優先度は高いこととなっております。 伊部公民館は、今後、市内全域的に小中一貫校として推進していく中で、伊部小学校を備前中学校に移転を検討し、将来的に、現在の伊部小学校に公民館を移転改装して活用したいと考えております。 伊里公民館は、新築移転することも考えており、伊里駅周辺の開発と併せて検討中であります。 3番、帯状疱疹ワクチン接種についてでありますが、助成制度の導入については、市内の接種状況や他自治体の助成状況について情報収集を行っております。 費用の一部を助成している自治体もございますが、帯状疱疹ワクチンは任意接種と位置づけられており、副反応等への対応も十分ではない状況であります。 現在、国において定期予防接種化について慎重に議論している状況でありますので、国の動向を注視しながらも、今後も研究してまいりたいと考えております。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。     〔教育長 松畑煕一君 登壇〕 ◎教育長(松畑煕一君) 私からは、1番、2点目、教育についてお答えをいたします。 まなび塾は学力向上を目指していますが、単に学校のテストの点数を上げることだけが目的ではなく、子供たちが学びに主体的に取り組めるような支援を通して、支援者の生涯学習機会の提供や地域全体で子供の育ちを支える機運の醸成を目的に実施しています。 この取組によって、地域のつながりの希薄化の改善等、子供たちを取り巻く地域力の向上が望まれるところです。 そのため、教員OBの方だけでなく、大学生や教職経験のない大人の方も支援者として参加してくださることに意義があると考えています。 今後は、子供の学力と主体性をさらに伸ばすとともに、支援者の拡充に努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 森本議員。 ◆9番(森本洋子君) ありがとうございました。 それでは、順次上から再質問に入らせていただこうと思います。 資料の提供ありがとうございました。 今、先ほど市長のほうから、来年度は、こども園も保育園も給食費の無償化を考えているというようなお話もございました。 先ほども申しましたけども、市民の方の中には、給食費の全額無償というのは、全額はどうなのかなという御意見も確かにあるんです。でも、国のほうは、給食費の無償化を進めていきたいというような方針もあります。ただ、全国的に給食を導入されていないところもあるので、それが全国的にそんな国が無償化を進めるかといったら、それはなかなか厳しいというか、そういう状況だというふうに思っております。 いずれそうなればいいかというふうに思っております。北欧など、教育費は本当に無償化で進めているところは、本当に豊かな生活にもなっていますので、いずれ日本もそういう方向に転換してほしいという気持ちはあるんですけれども、やはり現在の状況におきましては、給食費、せめて半分は出したほうがいいのではないかというようなお声もたくさん聞いておりますけれども、その中で、また次、こども園も保育園のほうも給食費の無償化ということで、これほどしようというふうに考えられた経緯とか、もしお話しできるのであれば、市長、よろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 1食250円を基準に頂戴をしておるそうでございます。 当然、徴収するわけですから、そのお金の管理等も、園長先生はじめ皆さん方は大変神経を使っておられます。また、今、物価及び各電気料金等の値上がりで、一般家庭に与える経済的なものは大変大きいということは、新聞等でよく分かっておるわけでございます。 そういう燃料関係の状況が、来年以降どのように落ち着くか分かりませんけども、基本的に全ての物価あるいは必要なものが上がっている中で、やはり小さいお子さんをできるだけ一人でも二人でも産んでいただいて、楽しい家庭をつくっていく、それが備前では、教育のまち備前につながっていくものと思っております。 そういうことで、事務の簡素化も含めて、あるいは今現在の経済状況も含めて、これらが大きな財政負担になるとは考えておりません。むしろ、事務の合理化で、先生方がそこに集中できる、そしていわゆる地元の材料をたくさん使ったものも栄養委員の皆さん方から献立をしてもらえると。 そういうようなことを考えますと、そこまで備前市、有料で、小・中学校は無料にしておるわけでありますけど、いわゆる保育園、こども園の皆さんだけは有料ですというようなことも、整合性も少しおかしいかなと。これは15歳までの人、全て食料費を無料にしていくことのほうが、むしろ合理性があるんじゃないかというようなことで、来年度から、そのような検討をしてくださいという指示をしております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆9番(森本洋子君) ありがとうございます。 事務の合理化までは私も思いついていなかったので、やはり先生方が給食費、小学校もそうでしたけれど、途中から振込になったりということで、振込って、引き落としになったりということであれなんですけど、やはり先生方の事務的な仕事の量が減るということは、ある意味、保育のほうに集中していただけるということは、確かに市長の言われることは整合性があるのかなというふうには思っております。 しっかり検討していただいて、よろしくお願いいたします。 子育て支援、先ほども申しましたように、大変ヤングケアラーの問題もあったりしますけれども、やはり先日から、保育園での先生方の事件等もありました。少なくとも備前市では、そういう様々な子供に関するような虐待とか、そういうような事件は起こしてほしくないというふうに常々思っています。 中には、無償化というのはどうだ、先ほども言いましたように、言われましたけれども、やはり保護者の方が、子供と離れて過ごして豊かに、自分の心も豊かにしていくという時間は私は必要だというふうに思っています。 このような少子化で核家族が増えている中におきましては、やはり近隣との関係がこの備前市におきましても希薄な状況が続いておりますから、やはりその中で本当に話せる、近隣で話せる方がいらっしゃらないという方に関しては、こども園や保育園の先生方が、やはり重要な役割を果たしていくというふうに思っておりますので、そういう観点からも、保育料の無償化というのは私は必要ではないのかなというふうには考えておりますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、日生の第三の居場所についてです。 市長のほうから、また放課後児童クラブのほうのお金の、使用料金のほうも検討して、補助も検討していきたいというお話が聞かれました。ありがとうございます。 やはり、なかなか経済的に厳しい方も利用されていると思いますので、そこら辺しっかりと継続して、第三の居場所を使えるようにしていただきたいというふうには考えております。 本当に、当初は議会のほうでもこれは大分もめましたし、附帯決議もつけた記憶があります。市内全域に整備をしてほしいというようなこともありましたけれども、開設すると吉永のほうからもたくさん利用されていますし、そこの施設を頼りに来られている御家庭もあるというふうに聞いておりますので、その点を踏まえて、しっかりと利用料の減額等検討していただいて、今利用されている方が、今後利用できないというような状況にはなってほしくないなというふうに考えておるんですけれども、その点どうでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) B&Gからの補助金が改修でおよそ3,957万8,000円、耐震改修で926万2,000円、合計4,884万円を頂戴してつくった第三の居場所が寒河にあるわけであります。 初年度は、およそ1,381万円の運営費につきまして補助がございました。3年、4年度は2,000万円を上限に補助がありました。合計9,000万円の補助をもってこの令和4年度末を迎えようとしておるわけであります。 受入れ人数は約20名ということをお聞きしております。そして、料金としては、いわゆる食事代、夕御飯、これがおよそ350円徴収しておるという中で、常勤のスタッフが2名、非常勤が1名から4名ということで、安全な第三の居場所を今運用していただいております。 また、伊部には、来年度以降、2つ目のB&Gの補助金をもらいました第三の居場所も、今、B&Gと最終段階で建設に進んでおるわけでございます。 このように、家庭環境で、昔で言う鍵っ子、学校は終わったけども、あるいは放課後クラブへ行ったけども、それ以上の家庭環境によってなかなか家に帰れない、じゃあそこで預かろうと、いわゆる第三の居場所を市内につくっていくということは、これは本当にいいことだと思うんですが、問題は、財政的なことを考えませんと、これからも財政負担が増えるばかりであります。 およそ2年半の運営を見て、どこに、合理化できるのか、どこにもっとプッシュしていかないとならないのか。そういうところも今担当のほうで研究をしておると、実際のことが、来年の査定でどのような、備前市としてお役に立つのかということを考えておるわけであります。 このB&Gの施設は、いわゆる運営会社に助成をされたものではありません。備前市のほうにそれを助成されて、それを備前市がちゃてぃずのほうに運営費としてお渡ししておるというふうに聞いております。 内容も改めて、新しい年度にはどのような運営が好ましいのか、これからの2つ目の第三の居場所も含めて、備前市としては大切な政策だと思っておりますので、よく庁内で検討して、しかるべき方向を出していきたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆9番(森本洋子君) 伊部のほうは、教育のほうが中心というふうにお聞きしていますので、寒河のほうとは性質が違うというふうには聞いておりますので、やはり現在、寒河のほうの第三の居場所を利用されている方が、なかなか放課後児童クラブにも入れないというようなことも聞いておりますから、やはり居場所がなくなる、使えないというのは、もちろん運営のことも大切なことでありますから、なんですけれども、現在利用されている方は一人も漏れなく継続して利用できるような方向性を考えていただきたいというふうに思っております。 次に、まなび塾に移らせていただきます。 教育長のおっしゃることはよく分かりました。ただ、中には、備前市はなかなか塾とか体制的に厳しいというのは昔から言われているところであって、まなび塾とか、学校で土曜日、放課後に行っている、昔は、忘れました、すいません、まなび塾のような勉強する場があったと思うんですけれども、そういうのを利用していた人たちに聞けば、現役の先生に教えてもらって、しっかり受験対策をしたいという子もいれば、宿題を何とか片づけていきたいという子もいるということで、幅広い意味で利用されているというふうに私は認識しております。 その中で、当初は学力向上というふうにお聞きはしていたんですけれども、なかなかそれからずっと居場所づくりのほうにちょっとスタンスが変わってきたのかなというふうには思っております。 ただ、勉強していく上で、勉強される生徒さん、児童さんが、勉強しようという意欲がなかなか湧かないというところから、いろいろな方面で着手して、多分興味を持って、学力というか、勉強に取り組んでもらうようにシフトしたのかなというふうに理解はしているんですけれども、中には学力向上でしっかり勉強して進学につなげていきたいという子もいるのではないかなというふうに考えています。 そこら辺、すみ分けというのは考えていこうということはないでしょうか。それとも、今の傾向性としては、参加される方が全て勉強に興味を持っていこうというような形で思われているのか、そこら辺ちょっとお聞かせください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) 議員御指摘のように、私は広い意味での学力というのは第一だと思っています。 単なる点数を上げるためだけではなくてですけども、学力、学習に向かう力といいますか、御指摘のように、学ぶ意欲だとか学習習慣とか、本当に学びに積極的に、自主的に、主体的に向かっていく力、それは結果的に学力が向上しなきゃあ、あまり意味がないので、学力向上というのが、広い意味での学力向上が主たる目標にあるべきだと私は基本的に認識をいたしております。 それで、今のまなび塾が、それでは今の形で十分であるかということになると、確かに、都市部などと比べると、学ぶ機会、子供たちの受験その他に対して、学校だけじゃなくて、それ以外の社会教育的な観点からも、何が必要なのかというのは、さらに検討した上で、まなび塾の充実ということは考えていかなければ、やはり高校以上、大学などで競争していくのはあくまで学力中心ですので、そういう面からも、耐えられるような、そういう塾は市として何をすべきか、単に、家庭の経済力が学力や受験機会その他に大きな影響を及ぼすと一般に言われていますけども、それを軽減するためにも、市として何をすべきかということをさらに努力して、皆さんの御意見をお聞きしながら、充実をさせていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆9番(森本洋子君) 先ほど教育長が言われたように、経済力というのはすごい重要なことだと思っております。 早くから私立の中学校を目指される方もいらっしゃいますし、岡山市のほうの塾へ通われている方もいらっしゃいます。でも、なかなか経済的な理由で行けないという場合も多く、そういう話も聞いておりますので、学校でしっかり勉強して力をつけるのが一番なんですけれども、なかなかそれは学校だけでは対応できない子供たちにとっては、やはりこういう場は私は必要だとは思います。 そのためにも、受験対策ではないんですけれども、学力向上で、しっかりする子、でも居場所づくりとかそういう関心を持ってもらうような段階の子は様々いると思うので、いろんなアイテムじゃないですけど、いろんな場所をつくっていくことも必要かと思うんですけれども、そのためには支援員の方もたくさん必要になってくるので、なかなか厳しいとは思います。 学力向上に、受験対策になろうと思えば、現役の学生さんとか現役の方が必要になってきますし、そうでなければ、昔の学習内容でも対応できる場合もあるかと思いますけど、受験とかが絡んできたら、最近の学習内容を周知していないことには、なかなか教えることもできないと思いますので、その点も含めて、教育長の言われる思いも分かるんですけれども、そういう拾い上げができない子供たちを何とかつなげていく場もつくっていただきたいなというふうに思います。 いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) これも議員御指摘のとおりで、御承知のように、子供たちも非常に多様化していまして、いろいろな支援が必要な、いろいろな意味で必要な子供たちも増えておりますし、やっぱり主体的、自主的に学びに向かうことができないでいる子供たちをどのように学習の場に出してといいますか、一緒に学ぶ時間と場所、内容を提供していくかということは大きな課題だと思っていますので、それで最初に申し上げましたように、広い意味での学力ということで、学習に向かう前の段階で問題のあるような、そういう子供も増えておりますので、そういう居場所づくり的な面にだけでなくて、やはり子供たちのメンタルの面も考えながら、経験豊かなOBの方々だとか将来教師を目指している学生だとか、いろんな人たちにも協力してもらいながら、このまなび塾というのが、本当に全ての意味での学びの成果を、全ての子供たちに必要な学びの提供ということができるような形に、今後とも努力したいと思いますので、御理解と御協力、またアドバイスのほどよろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆9番(森本洋子君) ありがとうございました。 移住・定住に関してなんですけど、私は先ほど2年から3年だけでも住んでいただけたらというふうに思っておりますというふうに申し上げました。 市長がこういう施策を進めてこられたんですけど、市長としては、何年ぐらい、正直なところ、何年ぐらい備前市にとどまっていただきたい、高校入学時に、よく言われるのが瀬戸内市とか岡山市に高校に通学が大変厳しいので出ていかれるという話がずっと定説で、備前市はあるんですけども、市長としては、何年ぐらい備前市にとどまっていただきたいのか。 正直なところ、そういうのは考えておられるんでしょうか。もちろん、ずっと備前市に住んでいただくのが一番なんですけれども、なかなかそうはなっていないのが現状あると思うんですけれども、どうでしょう。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) これは本当に、明治以降、そして戦後以降、地方分権という中で、基礎自治体であります備前市も、1,700の自治体の一つとして、この少子化を避ける方法は、今住んでいる方にもう一人、2人、お子さんを産んでも安心して育てられる施策、同時に、この海あり山ありの豊かな備前に移住をしてくる、Iターンしてくる、Uターンしてくる、そういう政策を2つ、どこの自治体も大小の違いはあれど、取り合いになっておることは間違いないわけであります。 今回、議員の質問で少し資料を整理いたしましたが、私どもは、こども家庭課関係で11の支援策、それから都市計画課関係で9つの支援策、そして子育て支援関係で6つの支援策、他市の状況も十分検討し、備前市でできる範囲で極力政策に落とし込んでいこうということで、今、ピークに近い、他市からしたら羨ましいような政策を、皆さん方の御理解をいただいて政策の展開をしておるわけであります。 もちろん、これから、こども家庭庁ができました、また今のデジタル田園都市という形で地方にITを中心とした、ICTを中心としたまちづくりで、一旦、備前から出ましたけども、備前の周りあるいは直接、備前に帰ってくる方もおられます。 そのためには、やはり働く場所、これも大切でございます。当然、企業誘致についてもオーダーメード方式の団地をつくるとか、あるいはまだまだ、なくても、もう事前に工業団地を用意しておくと、いろんなことがこの案件には含んでおりまして、すなわち備前市の中心の政策になっておるわけです。 できる限り、備前市の大きな負担にならない、そういう補助制度、助成制度をやりながら、なるべく備前市にとどまっていただく、そして備前市のいいところをよくPRしていく、同じ住むなら備前市に住んでもらう、岡山駅に行くのも約30分で行ける。JRの山陽本線、赤穂線も使ってもらう。また、海と山が本当に表裏一体としてある地域でありますから、八塔寺から大多府島まで含めて、皆さん方がいい町だなということを知ってもらう。 そのためにも、いろんなインフラをこれからもつくっていかなあかんと思っています。 今回、アルファビゼン等の改築を検討し、お願いもしております。新しい図書館も、皆さん方の御協力でできようとしております。 備前市の魅力度も上げていきながら、そして各種助成制度も活用しながら、そして安心して備前市で過ごしていただける。各部が横串で、我々はメニューをつくっていかなきゃならないと思いますが、これは背伸びばかりしておりましたら財政加算ばかりが増えて、継続性が乏しくなるわけであります。しっかりと、備前市でできるものをよくPRして知っていただいて、住んでいただく、あるいは移住・定住していただくと。 あるいは新しい市営住宅、あるいは民間主導型の宅地開発、そういうものを併せて、いわゆる備前市が一枚岩になってやっていかなければ、アフターコロナの後、地域間競争に負けてしまうんじゃないだろうかと。そういうことにならないように、全部課長、元気を出してまちづくりを考えていただいておりますので、議会におきましても御協力のほどよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆9番(森本洋子君) ありがとうございました。市長としては、長く住んでいただきたいというふうなことだというふうに受け止めておきます。 もう時間もございませんので、次に行きます。 公民館については分かりました。 次に、伊部公民館につきましては、ちょっとこれ以上深く聞きますと、小中一貫の問題とかに入ってきますので、今回の通告からすごく外れますから、伊部公民館については深く触れませんけれども、伊里の公民館に関しては地元ですので、あそこの現在の位置に建て直すということは、地区民の方からは、川に近いということもあって避難しづらいというような声もありましたので、ほかを検討していただけるということなので、それは私自身はよかったのではないかというふうに受け止めておりますので、伊里の駅の改修と併せてしっかりと検討していただきたいというふうに思っております。 すいません、もう時間がないので、その次の先に行かせていただきます。 帯状疱疹ワクチンなんですけれども、これはすいません、何回もあれなんですけれども、ちょっと言い続けることも必要かなと思って、今回も言わせていただきました。 研修を受けてきたんですけれども、宮崎県のほうで、皮膚科の医会のほうがしっかりとデータを取って、何か帯状疱疹ワクチンに関しては宮崎スタディーということでいろいろなデータを取られているそうです。 それで、備前市のほうも、その宮崎スタディーということでそこの検証の内容とその人数とを併せたら、一応推計なんですけれども、帯状疱疹の患者が、50歳以上の方が217人ぐらい存在するような推計が、宮崎県のデータと併せたらそれぐらい推計されるだろうというようなデータもいただくことができました。 名古屋市の市長が強い決意で、市長の強い決意で補助制度を導入されたという経緯もあるというようなお話も聞いてきました。 太宰府市のほうでも、単年ですけれども、臨時の交付金が使えるということで、単年なんですけれども、そういう補助制度を取り入れたというようなお話も聞いてまいりましたので、市長もなられたことがあって大変だったというお話もありました。前回、6月に一般質問した後も、市民の方から、ぜひお願いしますという声も何件かお聞きいたしましたので、国、県の制度を待つということも、もちろん市としては当然の方向性だとは思うんですけれども、もし皆さんの強い声があれば、市単独で早めに、いずれは国もするというふうに私は思ってはおりますけれども、できれば早めに市でも単独で進めていただきたいなというふうに思っておりますので、市長、名古屋市の市長のように強い決意で取り組んでいただけたらと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 実績ベースでいきますと、生ワクチンを使う経口ワクチンとシングリックスという不活化ワクチン、2種類あるそうでありますね。 価格は生ワクチンのほうが7,700円、そしてシングリックスというのが2回で2万2,000円ということであって、それぞれ長所、短所はあるそうでございますが、資料によりますと、令和4年、今、今年度は日生病院で2人の方が受けておられます。吉永病院では5人の方が令和4年に受けておられる、7人の方が受けておられます。 県内の動向では、岡山市、倉敷市、赤磐市、瀬戸内市、和気町は、今のところ計画がないということでありますが……。     (発言時間終了のブザーが鳴る) ○議長(守井秀龍君) 発言中ですが、制限時間ですので。 ◎市長(吉村武司君) はい。やってまいります。はい。     〔「ありがとうございました」と9番森本議員発言する〕 ○議長(守井秀龍君) 森本議員の一般質問を終わります。 以上で森本議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午前11時32分 休憩     午後1時00分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、青山議員の一般質問を願います。 7番青山議員。     〔7番 青山孝樹君 登壇〕 ◆7番(青山孝樹君) それでは、通告に従い、一般質問をさせていただきます。 最初に大きい1番目として、昨年から本年にかけて多くの新規事業が提案され、結審されました。主な事業の結審後の進捗状況についてお伺いします。 令和3年11月議会におけるスケートボード場整備、伝統産業会館及び伊部駅施設設計業務委託、令和4年2月議会における道の駅適地選定業務委託事業、JR備前片上駅周辺整備事業、吉永大池公園整備工事実施計画委託事業、令和4年6月議会における鶴海地区内の定住促進のための定住用地整備事業、令和4年7月臨時議会における備前焼ミュージアム実施設計委託料、学校給食調理場の統合整備するための実施計画委託料、令和4年8月議会におけるJR香登駅周辺整備事業、東鶴山136号線道路整備事業、こども第三の居場所新築事業、東片上地区内の旧片上保育園跡地南側用地取得事業、伊部認定こども園南側用地取得事業、伊部運動公園複合遊具整備工事など、結審後の進捗状況と今後の見通しについてお聞かせください。 特に、土地の取得につきましては、結審後1年がたとうとしているのに、手つかずのままで雑草に覆われているが、何とかならないか、どうなっているのかと近隣住民からの声もお聞きします。 そのほかの事業につきましても、議会の承認を得て予算化されるまでが目的になってしまっていないか、予算化は手段であって、その事業を行う本来の目的が果たされていないのではとの意見もお聞きしますので、よろしくお願いいたします。 資料を御提出いただき、ありがとうございました。 次に、大きい2番目は、大幅な補助金の減額カットのその後についてお伺いします。 1点目は、今年度当初予算における備前商工会議所、備前東商工会、備前観光協会、備前陶友会、日生地区海運組合など、補助金の大幅削減やカットが行われ、困窮していると各団体からの要望書も出されています。 また、一部新聞報道もなされましたが、今日に至るまでに各種団体との十分な意見調整はなされたのでしょうか。 2点目は、今後の見通しについてお伺いします。 これら各種団体は、人件費削減のために職員を減らさざるを得ず、事業の縮小を余儀なくされています。そのため、運営に支障を来し、活動の自粛や多額の負債のため今後の存続が危ぶまれる、そういった事態に陥っている団体もあるようです。 コロナや物価高騰の影響で困窮している会員の相談や援助も十分にできず、市民へのサービスもままならないとお聞きします。 本来なら、行政と手を取り合って市民サービス向上に尽くすべき関係だと思います。今後の関係修復に向けての取組はどのように取り組まれるのか、お考えをお聞かせください。 次に大きい3番目、ウイズコロナに対応し、交流人口を活用したにぎわいづくりについてお伺いします。 コロナウイルス感染症第8波が到来のようです。年末年始の過ごし方が懸念されます。 中国では、ゼロコロナ対策で封じ込めようとしていますが、世界の情勢を見ても、日本でもそろそろコロナと共生し、経済や市民生活を取り戻そうとしています。急ぐ必要はありませんが、情勢を予測し、ウイズコロナに対応した準備をしておかなければならないと思います。 そこで観光にスポットを当てて、2点お伺いします。 1点目は、道の駅の進捗状況についてお伺いします。 何度も取り上げさせていただいておりますが、備前市にある観光資源を有効に生かすためには、終日あるいは複数日、備前市で過ごしていただく必要があります。 この秋も多くの観光客が閑谷学校を訪れましたが、昼食時になると岡山、倉敷方面にバスを走らせます。岡山の東の玄関口であり交通の要衝でもある備前市です。通り過ぎる車や観光バスを止め、食事や土産物を買い、少しくつろいだ後、さらに市内の観光に向かえるような場所があればと思います。 その場所こそ、道の駅ではないでしょうか。令和4年2月議会において、道の駅適地選定業務委託事業に390万円が計上されましたが、その後の進捗状況と今後の見通しはどうなったのでしょうか。 2点目は、インバウンドによる文化スポーツツーリズムについてです。 日本遺産や芸術、音楽など文化と武道などスポーツを融合させ、活用し、備前市の魅力を外国人観光客により、SNSなどで国内はもとより世界に発信してもらう、コロナ前は年間3,600万人とも言われる外国人旅行者があったと聞きます。彼らは、単なる物見遊山ではなく、日本の文化や生活を体験することを目的に日本を訪れるようです。 コロナによる規制が緩和されようとしている今、日本遺産と文化スポーツを融合させることのできる、この条件を持つ備前市にとってまさにチャンス到来と考えます。 そこでインバウンドを活用した文化スポーツツーリズムについてお考えをお聞かせください。 次に、大きい4番目、市内中学校の越境入学についてお伺いします。 小学校から中学校への進路を考える上で、本人の希望とそれを実現可能な環境が中学校に備わっているかは大きい問題だと思います。 しかし、全ての生徒の希望をかなえることは難しく、現状では、少しでも希望がかないやすい環境の中学校に進学するために地域外の学校に越境入学をするのでしょうか。何が正解か分かりませんが、一貫教育を進める備前市にとって、この問題をどう捉えたらいいのか、考えてみたいと思います。 そこで第1点は、各中学校における越境入学の現状と来年度の見通しについてお聞かせください。 各中学校区にある小学6年生の進路希望はどうなのか、過去の実績も踏まえて教えていただきたいと思います。 2点目は、越境入学による生徒数やクラス数の増減が生徒の教育の質や学校運営への影響はあるのでしょうか。教育委員会としての越境入学についての見解を教えてください。 最後に大きい5番目、防災・減災における庁舎内の危機管理についてお伺いします。 行政機関として、市役所は多くの役割を持ち、日頃から市民の命、生活、財産を守り、市民の幸せを願い、献身的に働いておられますこと、感謝申し上げます。 また、備前市業務継続計画を見ても、それぞれの部署において細部にわたるまで細やかな業務を展開されていることに敬意を表します。 さて、災害時においても、これらの業務を継続しなければならず、いざというときのための準備や訓練が日頃から必要かと考えます。 そこで2点お伺いします。 1点目は、各部署における危機管理マニュアルやBCP、いわゆる事業継続計画、この作成状況と作成方法を教えてください。 2点目は、マニュアルや計画があっても思いどおりにいかないのが災害です。マニュアルや計画をどう生かしたらいいのか、効果的に運用するための日頃の準備や取組についてお聞かせください。 以上で私の一般質問を終わります。明快な答弁をよろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、青山議員の御質問に順次お答えいたします。 1番、新規事業の進捗状況と今後の見通しについてでありますが、お配りをしています一覧表のとおりでございます。 2番、1点目、各団体との意見交換についてでありますが、関係団体の運営状況については担当者間で随時情報交換を行っております。 2点目、今後の見通しについてでありますが、補助金の在り方につきましては6月定例会でも答弁いたしましたとおり、市の財政改革に取り組むことが喫緊の課題であり、既得権化した各種補助金の減額を実施しているものであります。 関係団体の皆様には、本市の厳しい財政状況を理解いただき、補助金ありきの運営を改めてもらいたい趣旨にも御理解いただきたいと思います。 3番、1点目、道の駅の進捗状況についてでありますが、現在、道の駅の事業化に向け、三石地区の区会役員に説明会を実施した県道96号線沿いの整備候補地に、新たな整備候補地として国道2号、国道250号沿いを追加し、周辺状況の調査、課題及び妥当性等を検討しているところであります。 2点目、インバウンドを活用した文化スポーツツーリズムをについてでありますが、国においては、文化スポーツツーリズムは各地域のスポーツと文化芸術資源を結びつけ、新たな観光資源を生み出すなど、観光振興、地域振興を推進することを目的としています。 本市では、備前を代表する3つの日本遺産を基本に、従来のスポーツフェスティバルやマラソン大会と文化事業が融合した催し、例えば日本遺産ルートを巡るウオーキングやサイクリングなどを企画し、地域活力の増加を図りたいと思います。 また、SNSなどで発信力のあるインフルエンサーを活用した情報発信に努めることで、国内外からの旅行者の増加、市内への関係人口増加へつなげてまいりたいと考えております。 5番、1点目、危機管理マニュアルや事業継続計画作成状況についてでありますが、地域防災計画に基づいて、危機管理マニュアルに当たる備前市事前防災行動計画と事業継続計画を策定しております。 備前市事前防災行動計画は、人事異動があるごとに各所属長に更新依頼を行い、危機管理課が取りまとめ、更新しております。 また、事業継続計画についても同様に、各所属長に作成依頼を行い、取りまとめしたものを庁議に諮っております。 事業継続計画については、市ホームページの各種計画に掲載をしており、資料編で各部署における非常時優先業務等を確認していただけます。 2点目、効果的に運用するための取組についてでありますが、備前市事前防災行動計画、事業継続計画共に、全職員が共有できるよう職員パソコンで閲覧できることとしております。 また、事業継続計画においては、各課で個別業務マニュアルを整備し、異動があるごとに見直しをし、情報共有を行っております。 本年度の取組でありますが、9月4日に職員参集を含んだ防災訓練を実施いたしました。 今回の訓練で明らかになった課題や改善点を計画等に反映させるためのPDCAサイクルを回し、計画等の見直し及び改善を進めております。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。     〔教育長 松畑煕一君 登壇〕 ◎教育長(松畑煕一君) 私からは、4番、市内中学校間の越境入学についてお答えをいたします。 1点目、各中学校における越境入学の現状と来年度の見通しについてでありますが、まず中学校における指定校変更の現状と来年度の見通しについてです。 人数については、現在も在学中の児童・生徒も対象であり、個人特定のおそれがあるため、市内全体の人数でお答えをいたします。 今年度、小学6年生の進路希望の状況につきましては、現在までに数名の指定校変更を把握しています。 過去3年間の指定校変更は、令和2年度11名、令和3年度12名、令和4年度17名となっております。 理由は、主に、教育上の配慮、部活動、下校後の預かりなどが上げられます。 なお、県内市町村の指定校変更件数につきましては、県教育庁においても把握はされておりません。 2点目、学校運営への影響は、非常に大きな影響があるものと捉えております。 まず、原則的に地元の中学校に進学することが大前提であり、一定の要件下で指定校変更の申出に対しても万やむを得ない場合、希少かつ限定的な場合と理解しております。 教育上の配慮を理由とする場合においては、生徒にとっての適切な学習環境を考慮したものであります。 部活動を理由とする場合においては、これまで取り組んでいた活動の継続性を考慮したものであります。 下校後の預かりを理由とする場合においては、主に家庭の事情に起因する点を配慮したものです。 一般的に、生徒数の増減により学級数や教員数に影響が出る場合もあります。そのため、今後も、指定校変更につきましては適切に見極めることはもちろんですが、繰り返しになりますけれども、万やむを得ない場合の希少かつ限定的な場合というふうに理解をしております。 私からは以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 青山議員。 ◆7番(青山孝樹君) ありがとうございました。 それでは、順次再質問させていただきます。 まず、大きい1番目の新規事業、その後の進捗状況ということですが、資料を出していただきまして、ありがとうございました。 資料を見ますと、この中で、まだ未執行だとかというふうなものもあるんですが、まず伝統産業会館及び伊部駅の施設設計業務委託、これが進捗状況として未執行というふうになっているんですが、これについては何か理由はありますか。お聞かせください。 ○議長(守井秀龍君) 大岩文化観光部長。 ◎文化観光部長(大岩伸喜君) こちらにつきましては当初予算で1,050万円計上させていただいております。その後、7月の臨時議会におきまして、備前焼ミュージアムの設計予算をお認めいただきまして、今、設計のプロポーザルをしている段階でございます。そういったことから、備前焼ミュージアムの配置、位置に関わりまして、伝統産業会館、駅の仕様は変わってきますので、まずは備前焼ミュージアムの設計のほうを優先しておりますので、今、未執行ということで御理解いただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆7番(青山孝樹君) 7月の臨時議会のほうで、備前焼ミュージアム建て替えというふうなことが決まったわけなんですけど、これは伊部駅の仕様で、伝統会館へ上がるのにエレベーターをつけるとか、あるいはトイレの改修なんかもあったと思うんですけど、そういったようなものが、今、実際に不便をしている。 その点については、備前焼ミュージアムの改修工事がいつ頃で、伊部駅のほうもそういう不便がなくなるのか、その辺についてはどうお考えですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 大岩文化観光部長。 ◎文化観光部長(大岩伸喜君) 備前焼ミュージアムの設計が、9月定例会で繰越予算ということで繰越しにはなっておりますが、早い段階で設計業務をいたしまして、その設計案を基に、伊部駅あるいは伝統産業会館の改築も併せて検討していきたいとは考えております。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆7番(青山孝樹君) ということは、これは合併特例債で行われるということで、今年中に設計を完成しないと工事完成までに至らないと、令和6年3月までだったでしょうかね、そういうふうなことだったと思うんですけど、前倒しと言ったらおかしいんですけど、その辺のところが、もう12月になりました、設計のほうはもうできておるんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 大岩文化観光部長。 ◎文化観光部長(大岩伸喜君) 備前焼ミュージアムは12月の末にプロポーザルをいたしまして、業者決定をいたしまして、その後、基本設計、実施設計に移ってまいります。 それを3月31日までに、繰越しということで、夏をめどに実施設計を完成いたしまして、工事につきましては約1年、最長1年半を見込みまして、令和7年3月31日までの完成を目指しております。令和7年3月31日が合併特例債の期限でございます。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆7番(青山孝樹君) 私の聞き違いだったんでしょうか、令和6年じゃなかったかなと思うんですけど、令和7年でよろしいんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 大岩文化観光部長。 ◎文化観光部長(大岩伸喜君) はい、そのとおりでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆7番(青山孝樹君) できるだけ急いでと言ってもなかなか難しいかもしれんですけど、駅のトイレあるいは伝統産業会館へ上がるエレベーター等、高齢者の方、障害者の方が使いやすいようにお願いしたいと思います。 それから、吉永大池公園整備工事実施計画の委託料なんですが、今年10月31日に完了したということなんですが、これにつきましては、キャンプ場の整備とか、そういったようなものが入っていたと思うんですけど、実際にこの工事はいつからかかるようになるんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 杉田総合支所部長。 ◎総合支所部長(杉田和也君) 大池緑地公園整備工事実施設計業務についてでありますが、今年5月17日に委託契約を締結し、10月31日に完了しております。 内容としましては、オートキャンプのできる施設と遊具を整備し、公園の魅力を向上するものでございます。 今後は、この事業の実施について、来年度の当初予算に盛り込むことができるかどうか、検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆7番(青山孝樹君) まだまだかかりそうなというふうに思いますが、こちらのほうも、どのような、実際の仕様あるいは設計になるのかというのが分かれば、早めに委員会等に出していただきたいというふうに思います。 それから、スケートボード場の整備なんですが、こちらのほう、かなり早くといいますか、予算がついていたと思うんですけど、その近辺の方あるいはあそこを通る人に聞きますと、いつになったら整備が始まるのか、私もあそこを通りすがりに見てみますと、今もちょっと草ぼうぼうのような形です。 それで、以前、県の所有地であったときには、県が草のそういう刈り取りもやっていたんで、そんなに草ぼうぼうでというふうなことはなかったというふうに言われておるんですけど、その辺、工事にかかるのがいつ頃なのか、それまでの管理といいますか、そのようなものをどういうふうにされるのか、聞かせてください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 波多野社会教育部長。 ◎社会教育部長(波多野靖成君) 議員に答弁資料として進捗状況をお示ししておりますが、昨年11月議会で工事請負費を予算可決していただいた後、附帯決議として、備前市独自の土地調査を実施することという附帯決議をいただいておりました。その附帯決議をもって、今年2月議会で備前市独自の土地調査を実施する予算をつけていただきまして、それを繰越し実施し、完了したのが6月でございます。 その後、私どもの調査結果を県に提出し、県のほうでそれを踏まえた土地鑑定を行った後、買取り交渉しまして、売買契約も終了し、移転登記が11月17日に完了しております。 工事につきましては、今、指名委員会を通過いたしまして、間もなく入札に至ります。 3か月あれば完了ということでございますので、年度末までには完了する予定にしております。 また、議員御指摘の市の土地のほうに、移転登記が先月終了いたしましたので、草の件につきましては、現場の草刈りは早めに実施したいと思います。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆7番(青山孝樹君) よろしくお願いします。 それから、もう一枚資料をいただいておるんですが、先ほど来、上げております事業の実施場所がどこなのかというふうなことを地図で示していただいて、これを見ますと、場所等はよく分かるわけですが、これはどこへ多く固まっているかとかというふうなことというのは、さほど問題にはならないのかもしれないんですが、見ますと、伊部あるいは片上周辺に非常に固まっているなというふうな印象も受けるんですが、他の地区でも、例えば以前も質問させていただきました伊里地区の山田原蕃山線ですかね、あそこの整備についてもあるかと思うんですが、これは、見て、どこにあるのかというふうなことは確認させていただければいいかなというふうに思います。ありがとうございました。 続いて、補助金の件につきましてですが、補助金について、6月議会で連絡会を定期的に開催されるというふうなこともおっしゃられておりましたし、それから、令和4年2月議会で附帯決議としてこのようなものが出されております。 経済観光団体への補助金については、団体等の合意が得られないまま、一方的に大幅削減されていることに対し、委員会審査においても厳しく指摘されたところであります。今後の行政運営においては、関係団体との信頼関係回復に向け、より連携を密にして、協調の下、本市の産業、観光振興に取り組むことというふうなものも上げております。 先ほど質問で指摘させていただきました備前商工会議所、それから備前東商工会、備前観光協会、備前焼陶友会、日生地区の海運組合、こういったようなところとのその後の意見調整といいますか、そういったようなものはどのようにされておりますでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 河井産業部長。 ◎産業部長(河井健治君) 私のほうからは、備前商工会議所、備前東商工会、それから日生地区海運組合、こちらのほうは各種様々な事業等もございますので、打合せ会等はそれぞれ行っておりまして、商工会議所でありましたら、今年度が11月ぐらいまでで10回、東商工会であれば11回、海運組合であれば3回というふうな形での打合せは定期的に行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 大岩文化観光部長。 ◎文化観光部長(大岩伸喜君) 私のほうからは、陶友会の補助金と備前観光協会補助金についてでありますが、陶友会につきましては備前焼まつりもありましたし、そういった中での協議もしておりますし、その都度、行事、備前焼フェアとか、そういったところもありますので、そういったところでの連絡は密に取っておるところでございます。 あと、観光協会につきましても、それぞれの事業につきまして、いついつ協議を持ったということはなかなか言えないんですけど、その都度、連絡なりお会いしたりして、連携のほう、連携というんですか、連絡を取り合っているところでございます。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆7番(青山孝樹君) 折に触れて意見交換の会議を持っていただいておるということのようなんですけど、それにしても、それぞれのところから要望書、陳情書が上げられております。 また、新聞紙上でも、観光協会等は厳しい状態で、今後の運営自体も考えなければいけないとかというふうなこともあるんですけど、そういったようなところの改善というのはどのように話し合われておるんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員よく御承知だと思いますが、我々の補助金は備前市がやらなきゃならないところを、例えば一つの団体、グループに代わってやっていただく、そのときの前提として補助金でやっていただくわけであります。 多くは、公益事業に対して備前市ができないところを各種団体、組織にお願いするわけであります。営利事業をする場合に、それが赤字になったからというようなことで補助金、助成金を出すようなことはあり得ないわけであります。 いかに公益性があるか、それに基づいて備前市がやるべきところをお願いする。そこが補助金のいわゆる一つの決めようであろうと私は思っております。 私も前の観光協会の会長でありますから、観光協会のあるべき姿は知って、そして次の会長にバトンタッチをしたつもりであります。 陶友会の理事長が観光協会の会長を兼ねておる、そして今まで伝産会館の1階は陶友会で全館貸しをしておるわけですから、陶友会のほうでいわゆるテナント等について決めておられるわけであります。 1階の公益事業でない、いわゆる営利事業については、私も今現在、観光協会の会員として会員は普通1年間に1,000円の会員として支出をするわけであります。大きなお金が毎年余って、そしてそれを公益事業で使うということで、我々は介入しておるわけであります。 もし、営利事業をされるんであれば、それなりの組織をつくって、幾らもうけていただいても結構でございます。その辺が、私は議員と少し、この補助金の使い方あるいは公益事業であるべきかどうかと、備前市に代わってやってもらうものかと、あるいは営利事業でしてもうかったら別に我々に相談する必要も何もないわけですから、その赤字事業というものが公益事業上の赤字なのか、営利事業上の赤字かによって、私は補助金を出す基準は変わってくるものだと思っております。その辺は、議員と私の認識の違いだと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆7番(青山孝樹君) 言われることはある面では納得はいたしますが、その辺の細かい日頃の運営状況を踏まえてのことであろうとは思いますが、急な大幅なカットというふうなことで、来年度以降の運営についてやっていけないというふうなことであったら、市としての、市への補完的な事業ができないんじゃないかと思うんですけど、その辺について、大幅なカットをもうちょっと詰めていただいて、どこまでができるのか、どういう方法があるのか、どうしてほしいのか、そういったようなことをしっかりと詰めていただきたいと思うんですけど、いかがですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) たまたま私は前の観光協会の会長であると同時に、2代前の商工会議所の会頭をしております。また、私は今、2期目でありますけども、1期目には、備前市の補助金については一つの考えで、令和4年と同じような考えで実施をさせていただきました。 もともと、私が1期目の市長になるときに、この市議会議員の皆さん方の勉強会に東京のほうから講師が来られて、この小さな町で商工会、商工会議所という2つの経済団体が本当に機能するんかどうか、吉村さん、あなたは小さな企業もしておられるし、その辺を2つを1つにしても十分、3万少々の町であれば経済団体として1つでいいじゃないだろうかと。 あるいは観光協会が2つあったのを1つにして十分じゃないだろうかというのは、ここにおられる若干の先輩議員の方もその先生のお話は聞いたと思います。 私も、その市議会議員の御紹介でその先生と当選直後に会いまして、なるほどな、人口規模、経済規模によって2つが1つになって効率を求めることが、一つの経済団体の運営に必要だろうということで、当時、担当の部長にお願いして、そしてこのように観光協会が1つになったわけであります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆7番(青山孝樹君) それぞれの団体で会長をやられ、よく御存じのことと思います。そういうことをもう少ししっかり詰めて、それでお互いがうまく補完関係できるような、そういう状況をつくっていただきたいというふうに思います。これは要望であります。 ちょっと時間の関係がありますので、次に行かせていただきます。 ウイズコロナに対しての交流人口を活用したにぎわいづくりということで、これは以前も市長のほうも、この道の駅というのは必要があるというふうにお考えだということなんですけど、三石地区のことにつきましては、以前に提案されたんで分かるんですけど、2号、250号を追加というふうに言われたんですけど、具体的にどこか、候補地というのはあるんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 道の駅ですから、できる限り道のそばがいいわけでありまして、あまり山の中に持っていったり、小さな島に持っていくことは考えておりません。 普通、2号というものを考えますと、三石から二ノ樋までが2号でございます。そこに道の駅ができる場所としては、今回もお話をしました、例えば伊部小学校の跡地とか、あるいは閑谷の国道2号の閑谷学校への入り口のいわゆる南側とか、そういうところがある程度の規模の道の駅になるわけであります。 当然、国の補助金等をもらう場合は、交通量が基本になって、その大きさも限定されるわけであります。また、250号でいいますと、寒河から日生まで、今現在、民有地を買い上げるとなればまた別の話でありますけど、備前市が持っております公有地というのは、一つの例を申し上げますと旧日生病院の跡地等が道の駅になるんじゃないだろうかと。そういうふうなことを考えて、いろんなところの適地を探させております。
    ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆7番(青山孝樹君) ありがとうございました。 道の駅、特に日本遺産が3つあるということで、観光バスを連ねてこられると思いますので、それなりの規模のところをお考えいただけたらと思います。 次に、大きい4番目の市内中学校の越境入学についてということでお伺いします。 教育長のほうから御答弁をいただきました。何がいいのかというのは、私もこれというふうな決め手はないんですが、特に今後、例えば部活動の地域移行とか、そういったようなことも今進んでおります。そういうふうなこと、あるいはまた別の方法で考えられるようなこと、そういったようなことを少しお話しいただけたらと思うんですけど。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育振興部長。 ◎教育振興部長(石原史章君) 私ども教育委員会としましては、地域移行の動きの中で、それぞれの地域で本当に子供たちが望む活動、運動活動であったり文化活動であったり、やりたいことをやれるという子供たちファーストで考えていくことが、まず第一歩であろうというふうに考えております。 そういった中で、やはり地域のお力をお借りして、例えばそういう指導ができる人材の方が地域にいらっしゃるのであれば、持続性を考えていく上でも、遠方に移動して行うということではなく、身近な場所で子供たちが本当に求めている活動を行う、そういったことを目指しながら、それぞれの地域の方々とお知恵をいただきながら、教育委員会としても取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆7番(青山孝樹君) ありがとうございました。 これにつきましては、中学校の先生なんかにもお伺いしたら、部活動なんかで、特に抜ける場合には、リーダー的な存在、あるいは活気のある子供たちが抜けて、少しそういう人材がいないかなというふうなこと、伊里中学校は特に多く抜けたようですけど、そんなようなこともお聞きします。そういうことも考慮して、考えていただきたいと思います。 最後ですけど、BCPの件なんですが、事業継続計画、私も備前市のものを見させていただきました。ただ、これは平成30年につくられた時点から変わっていないと、部署がかなり変わったりしておるんですけど、その辺の変更というのはどういうふうにされとんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 梶藤総合政策部長。 ◎総合政策部長(梶藤勲君) 事業継続計画につきましては、異動ごとに各部署で手入れをしているという状況でありますが、手入れができていない部分というのがあるようでしたら、再度確認いたしまして、現在に合うような形での修正を行ってまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆7番(青山孝樹君) よろしくお願いします。 これも日々変わっていく部分があると思いますし、災害によって、また考えなければいけないところもあると思いますので、そういう訂正あるいは訓練、そういったようなこともまたお考えいただけたらと思います。 以上で質問を終わります。 ○議長(守井秀龍君) 以上で青山議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、感染症対策のため、この際暫時休憩いたします。     午後1時54分 休憩     午後2時10分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、奥道議員の一般質問を願います。 3番奥道議員。     〔3番 奥道光人君 登壇〕 ◆3番(奥道光人君) それでは、通告に従いまして質問させていただきます。 大きな1点目、旧アルファビゼンの周辺整備について伺います。 さきの市長の発表以来、地元の皆様方からは様々な声をいただいております。これで日当たりもよくなるしビル風からも解放されて悩まされることもなくなるという声や、高齢者の方々からは、これでお茶をゆっくり飲む場所ができると、今から心待ちにされておるようです。これまでの状況から、新しい展開に対する期待の声が数多くありました。 このたびのアルファは新しい市民交流拠点というコンセプトで整備をされ、今後、片上地域の拠点として、また市内外の期待の下に、周辺の皆さんが利用する一大拠点となっていくことは間違いありません。 後にも述べますが、新図書館が建設された場合、この2つの施設を利用するための交通量の増加は必至であろうと思います。 その上で、アルファへのアクセス道路のうち、まず1点目は、通称和気道についてお伺いをしたいと思います。 この和気道とアルファとの交差点は、どちらから見ても、どの方面から見ても奥が非常に見にくい構造の交差点となっております。したがって、日々警察の取り締まりも多く、頻繁に行われ、また接触事故等の危険度の非常に高い交差点であると思います。 ただ、そうはいいましても、この交差点付近には歴史的にも大切な石垣なども残されており、単純にただただ交差点を広げればいい、拡幅の開発をすればいいというんではなく、地元の方の御意見を尊重していただいた上で、事故、違反の可能性の少ない交差点にしていっていただければというふうに考えます。 1点目、この交差点について、今後、整備計画がおありかどうかを教えていただきたいと思います。 さて、同じく周辺整備の観点から西片上駅について伺います。 今議会で、備前緑陽高校のサポート事業が成立をいたしました。西片上駅は、緑陽高校の生徒が毎日数百人単位で乗降している駅であります。緑陽高校の魅力アップ等の検討については、今後、県の教育委員会あるいは市の教育委員会等を中心として検討を重ねていって、すばらしい高校をつくっていけばと思いますが、今回のサポート事業については、市が行う生徒募集の一環、一助となり得るものと私は考えます。 その上で、この西片上駅、大きな問題もあります。緑陽高校の生徒の皆さんにとって、より使いやすく、電車を待つ間もできるだけ快適に過ごせるよう改修することも、実は生徒募集の一環となるというふうに私は考えます。 その上で、2点目として、西片上駅の改修計画についての現状及び今後についてお教えいただければと思います。 同様の趣旨で、3点目ですが、国道250号の交差点について、アルファに接続する交差点が何か所かあります。実は、朝、岡山方面から通勤される方は伊部東の交差点を右折して片上方面に進行するか、もしくは国道2号をトンネルを越えて真光寺の3差路を左折、そしてトマト銀行前で250号に合流をします。 このとき、この2つの通勤車両がトマト銀行前での合流をすることになります。そして、その車のうち明石方面へ通勤される方は市民センター前の3差路交差点を右折することになります。すると、直進車両との間で、市民センター前を先頭に長い渋滞が毎朝発生をしています。 この渋滞を解消するという必要について、いかがでしょうか。 交差点の改修により渋滞緩和になれば、先ほど申し上げたとおり、新図書館へのアクセス道路についても、この交差点整備は、今後増える交通量への対策としてなっていくのではないかというふうに考えます。この点、いかがでありましょうか。 さて次に、大きな2点目です。 北前船について、今後の展開をお教えください。 北前船寄港地としての日本遺産登録は、備前市の観光資源として非常に重要な資源であろうことは周知のとおりであります。 私どもは先日、石川県の豪商銭屋五兵衛記念館を見学するチャンスをいただきました。非常に美しい記念館であり、また銭屋五兵衛氏の業績と北前船に関しての非常に詳しい資料がありました。施設として非常にすばらしいものであったと思います。 ただ、この施設は、石川県立ということもあり、施設としては非常に美しく大きなきれいなものではあるんですが、これほどのものを市単独で維持管理することは大変難しいことであろうというふうに思いました。 その上で、この北前船の今後どのような展開を市としてはお考えなのか。今まで何点か、幾つか、北前船関連の御提案等もいただきましたけれども、市としての方針等をお教えいただければというふうに思います。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 大岩文化観光部長。     〔文化観光部長 大岩伸喜君 登壇〕 ◎文化観光部長(大岩伸喜君) 私からは、2番、北前船の今後の活用についてお答えいたします。 49番目の寄港地・船主集落として認定された大多府島構成文化財の魅力発信、情報発信に努め、各地で開催されるフォーラムやイベントへの参加や寄港地・船主集落をめぐる観光ツアーの企画などを考えております。 具体的には、北前船寄港地を巡るクルージングなどを計画し、関係市町と連携を深め、観光推進につなげてまいります。 また、来年9月には、岡山県で北前船フォーラムが開催される予定ですので、さらに関係市町と連携を深めることができ、備前市の魅力発信ができるものと考えております。 旧閑谷学校や日本六古窯の備前焼を合わせた3つの日本遺産のまちをネームバリューに、ホームページやSNSでの情報発信をし、各種イベントや配布パンフレットなどを活用し、観光PRに努めてまいりたいと考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 大森都市整備部長。     〔都市整備部長 大森賢二君 登壇〕 ◎都市整備部長(大森賢二君) 私からは、1番、1点目、道路整備についてでありますが、旧アルファビゼンの建築工事に合わせ、周辺の道路整備や交差点の改良等を検討しており、令和5年度の当初予算に詳細設計業務の委託費を要求してまいりたいと考えております。 具体的には、旧ニブベーカリー周辺は、交差点を安全に改良し、その北側の駐車場用地も取得しておりますので、市道を拡幅、改良する計画であり、残地については駐車場としての活用を計画しております。 2点目、西片上駅の改修についてでありますが、西片上駅は、議員がおっしゃられるとおり、備前緑陽高校の生徒の利用者が多いことから、駅を実際に利用している高校生目線での貴重な意見も聞かせていただいているところであります。 現在、JRと概略設計の協議を重ねておりますが、駅舎の不要になったスペースを有効活用し、男女別と多機能つきの公共トイレの設置、改札口の混雑解消対策、送迎時に必要な駅前の道路整備、待合スペースにWi-Fiの設置なども検討をしております。 また、学生の利用者が多く、交通量の多い国道2号沿いの駅舎であることから、外観につきましてもこだわり、魅力ある駅に改修を進めていきたいと考えております。 3点目、交差点についてでありますが、トマト銀行前から市民センターまでの状況を確認し、土地の購入が必要なものにつきましては、併せ周辺整備を検討していきたいと考えております。 また、茶臼山公園から東備消防組合消防本部周囲にかけては、防災公園の設置を計画し、その基本構想を検討することとしており、片上地区周辺道路のネットワークを強化し、災害時の避難ルートを総合的に判断、検討した上で、道路の拡幅や整備を推進することとしております。 いずれにいたしましても、旧アルファビゼン跡地活用計画は、新たなまちづくりのために重要施設であるため、地区の御協力をいただきながら、将来を見据えた周辺整備計画を行っていきたいと考えております。 私のほうからは以上です。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 奥道議員。 ◆3番(奥道光人君) どうも御答弁ありがとうございました。 最初に、和気道との交差点の件でございますが、実は、ニブベーカリー、旧ですけど、ニブベーカリーのところ、先ほどは私はさらっと申し上げましたけども、非常に危険な交差点です。地域の皆様方も、この件については多くこの危険度についてお話をいただいています。 最後にお答えいただいた防災公園のあっちの、その関係ともここは関わってくるポイントであろうと思います。 単純に、あそこを広げるというような発想、そういう方向じゃないというふうに伺っとっていいですかね。先ほどの御答弁によると。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 大森都市整備部長。 ◎都市整備部長(大森賢二君) 道路の形状につきましては、基準にのっとった形で設計をしていきますが、議員おっしゃられるとおり、地元の要望、あと周辺の施設等の件もございますので、その辺を含めて検討を進めていきたいと考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 奥道議員。 ◆3番(奥道光人君) その点、くれぐれも地元の方の御意見、あそこの歴史的な建造物については、石垣についてはなかなか皆さんのほうへ知られていないということもあるようです。調査をまた改めてしていただけたらいいのかなと。その上で、それを残す形での拡幅といいますか、道路整備といいますか、それが果たして可能かどうかを検討していただけたらうれしいなということで、ぜひよろしくお願いいたします。 それから、2点目の西片上駅ですけれども、以前からずっと私は利用する中で、先ほどお答えいただいた男女兼用トイレの件です。 それを含めて、この西片上の駅舎自体がもう本当にきれいにしてやらんとがっかりするんじゃないかなと、受験して、お金の面ではいいけどもというような思いをされたのではかわいそうだなということですが、いかがでしょう。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 大森都市整備部長。 ◎都市整備部長(大森賢二君) 議員おっしゃられるとおり、老朽化をしております。非常に見た目もあまりよくなく、トイレも小さくて男女兼用になっております。そういったものを含めまして検討していきます。 先ほど申し上げましたように、緑陽高校の生徒の皆様もそのあたりを要望という形でいろんな御意見はいただいております。そのあたりもできる限り参考にしながら、改修に向けて進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 奥道議員。 ◆3番(奥道光人君) その件も、ありがとうございます。よろしくお願いします。 それから、3つ目の交差点の件なんですけれども、先ほどトマト銀行さんのところからの市民センターへ向けての3差路、それぞれでというふうにお答えをいただいたんですが、そのもう一つ、二つ手前のところに、名前を出すのもどうか分かりませんけれども、ローソンさんのところに3差路が、じゃあない、十字路がありまして、これが意外と北へ、南へ抜けるのに狭い交差点になっているんですね。 これもうまく活用すれば渋滞緩和につながるんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 大森都市整備部長。 ◎都市整備部長(大森賢二君) 議員おっしゃられるとおりだと思います。ローソン前の交差点につきましては、地区の要望等もいただいておりまして、現地も確認をしております。 やはり地権者の方の同意をいただいて、また地区の方々の御意見をいただきながら進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 奥道議員。 ◆3番(奥道光人君) ありがとうございます。 あそこを通るたびに、あそこ、何でここだけ、入り口のところだけこんな狭いんかなとずっと思うておりました。 あれを奥へずっと入ってしまえば、要はこれから図書館をつくろうかというその場所につながっていくわけですし、確かに防潮堤もあって見にくいと言えば見にくいですけども、渋滞緩和という観点もあるし、それから2つの施設のこのアクセスという部分も、そういうふうな方向からも考え得る、そういう意味でのこの交差点なんじゃないかなと。地域の方も、やっぱりあそこが広がることが、すごく1つは心待ちにされているような気がしますので、ぜひまたそれもよろしくお願いしておきます。 最後に、もう私はあまり、勉強不足ですから、北前船のことに関して、先ほど石川県の施設を見てきましたと申し上げました。 あそこに、実は北前船のモデルがありましたけども、展示されていたんですけど、何分の1なのかははっきり分かりませんが、人間がこれぐらいの大きさでした。ですから、大体10分の1ぐらいなのかなと思います。 その10分の1ぐらいの大きさの北前船そのものが展示されていて、仮に観光客の方がそれを御覧になって、あるいは、実はそれに乗れるんですね。乗ってということをしていったとき、すごい喜ばれるんじゃないかなということを実感しました。 私ども備前市には、加子浦の歴史文化館、先日、私は見させてもらいましたけども、非常に美しくされていて、しかも入館料は無料でと。私が伺ったときには、3人の方が、学芸員さんを含めて3人で掃除されていました。 観光資源として、これはもう少し、例えば宣伝というか、PRするとかということがあってもいいのかなということを思いました。その点、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 3番目の北前船がこの7月1日に文科省から、文化庁から認証をいただいて、私は、推薦自治体の長であります酒田市にも御挨拶に参ってお礼を申し上げました。 そして、備前市でこの北前船を就航できないかと。今は博物館なり、顕彰館に置いておるだけでありますけど、一つの帆のそういう底の浅い、高瀬舟ですわね、昔、江戸時代で言えば。それの大きくなったのが北前船でございますので。日生を出発して坂越に行き、あるいは牛窓に行き、豊島、犬島に行く、最後は旭川の京橋ぐらい行ける。そのぐらいの船を市の担当の者に、おい、売っていないか、買えないか、そして実際に大阪万博がもうあと3年後であります。瀬戸内芸術祭も3年後であります。 若干の準備期間がありますので、この北前船を使って、岡山城、後楽園だけじゃなしに、京橋から日生に来られないか、あるいは鶴海のほうへ穂浪から、片上から行けないか、船を、現存している船で、使える船で、観光船でないかということは、実は担当の職員に探させております。 それはなければ、あとは造る以外にないんですが、それの場合の補助事業がどうなのか、いわゆる合併、失礼、ふるさと納税の益金で充てるぐらいのことになるのか、私はこういう人間でございますので、このぐらいで買えんかというて大変厳しい条件を担当職員に言うております。 もう少し緩めたら何か手に入りそうでございますので、それを補完する建物を造るというよりも、実際に、土日祭日、JR赤穂線の日生駅を始点にして、実際に大多府島までの航路でもいいわけでありますし。 そういうことをぜひとも備前市の大きな観光資源として、赤穂線の活用というところも含めて、模型の船を置いておくだけでなしに、実際に乗れないかというようなところを研究させておりますので、また具体的なことになりましたら、市会議員の皆さん方、委員会にも御報告できることがあろうかと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 奥道議員。 ◆3番(奥道光人君) ありがとうございます。 市長の答弁といいますか、お答えといいますか、自分の想像をはるかに絶する規模の、まさかあれを造ってしまおうということは思いもよりませんでしたけども、ただ学芸員さんたちから1つ伺ったことでは、今の模型が幾つか展示されていますけども、やはり老朽化していると。ひもというんですか、ロープというんですか、そういったようなものも切れていると。 ただ、それを修理する人が実はいないんだと。さらに、玉島のほうにいらっしゃるようだけど、お金的にすごく高いんじゃと、らしいと。調べたのかどうかは別にして、とにかくそういっておっしゃっていて、それを直すのは大変だなと。 ですから、何かそういったようなことへの補助金とかどうとかということでなく、予算といいますか、何かせっかくあるもの、あるならそのあるものを生かして、そして次へという、その上での先ほどの市長のお答えの実際乗れる船というんですか、これも実際に、果たしてそれを大工さんがいらっしゃるのかどうか分かりませんけど、そういう意味で、少しお考えをいただけたらいいんじゃないかなと思うんですが、いかがでしょう。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 実は、日生の元大工さんで、そういうことを趣味にして3隻ばかり造られた、その自宅にちょっと数年前お伺いして、見させていただいた記憶があります。大変精巧にできておりまして、見たら、これがということが分かるようなことでございます。 日生のそこに置くだけじゃなしに、備前市の市役所の1階にも置かせていただいておるわけでありまして、子供の教育についても、社会教育の上で、備前市が北前船で、それこそ片上から池田藩の米をまず大多府に運んで、そして大多府から最終地であります大阪に、米倉に運んで、そして大阪の商人がその相場を張って、売っておったと。 これは今、高梁もそうでございました。それを山田方谷さんは自前で大阪で米の販売をして、10万石の赤字を10万石のプラスにしたと。有名なお話で、そこの城主が井伊直弼の後の江戸幕府の城代家老、家老になったというようなこともありますので、江戸時代以降、備前と、そして片上、そして最終出発地であります大多府島、大変、観光資源としてはいろんなことの切り口ができると思っております。 NORINAHALLE(のりなはーれ)という観光船が今、日生と頭島、大多府島、鴻島を周回しておりますが、あれも1億2,000万円だったと思いますけども、アルミ船にしてリサイクルできる船として、6年前でしたか、就航させております。 そのような財源がふるさと納税等で得られれば、一つの観光の起爆剤として、備前市をPRする、またそれも2025年の大阪万博に対応して、時間的な制限の中で備前市の観光行政を考えていく必要があろうかと思っております。 あらゆる人の御意見等もお聞きしながら、着実に進め、また大事なことは議会及び市民の方に発表していきたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 奥道議員。 ◆3番(奥道光人君) 大変ありがとうございます。 市長の船、いずれ就航していただけるようになれば、私のふるさとでもありますから、しっかりそういった意味で、大切な観光資源であると同時に備前市の財産でありますから、しっかり今後検討と、そしてできる限りの実施をしていっていただくとありがたいなというふうに思いますんで、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) 以上で奥道議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、感染症対策のため、この際暫時休憩いたします。     午後2時41分 休憩     午後2時55分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、草加議員の一般質問を願います。 1番草加議員。     〔1番 草加忠弘君 登壇〕 ◆1番(草加忠弘君) それでは、通告に従いまして質問させていただきます。 最初に、奨学金を社員に代わって代理返還する企業に対しての支援について、質問させていただきます。 私が先日新聞を読んでいると、奨学金代理返還の企業支援というタイトルが目に入ってきました。 奨学金代理返還とは、貸与型奨学金を受けていた社員に対し、企業が返還の一部または全額を代理で返還する制度です。 この制度の趣旨は、若者にとって負担の大きい奨学金の返済を企業が行うことで、人材を確保しやすくなるとともに、その企業に定着しやすくなることにあります。 最近、その制度が社員を介さず、企業から直接、日本学生支援機構に送金が行える制度に変わりました。この制度は、社員には代理返還の所得税が非課税となる点、企業は代理返還額が損金算入されるため法人税が減額される点で、労使双方にメリットがある制度となっています。 私が調査したところ、全国的にも、まだまだこの制度について取り組まれている企業は少なく、岡山県ではIJUターン就職をする社員に対して奨学金支援制度を設けている中小企業に対して、負担した額の2分の1の額を支給しています。 現在、備前市内においてこの制度を利用する企業は3社のみでした。近隣自治体では、瀬戸内市で1社、和気町で1社、赤磐市で1社という状況です。 当市においても、社員、つまり個人に対しての備前市定住促進奨学金返還補助制度がありますが、今回私が提案したいのは、代理返還を行う企業に対しての支援制度です。 岡山県の支援制度では、岡山の大学を卒業して備前市に就職した社員が対象にならないので、岡山県の支援制度に上乗せする形で備前市独自の補助制度を創設し、対象範囲を当市に住み続けている若者に広げていただければと思います。 若者の人材確保、当市の経済の活性化に向けて積極的に取組を行う企業に対して、市からの支援を行うことで、多くの企業にこの制度を知っていただくこと、そしてこの制度を活用して、都市部に出た学生が岡山の企業へ就職し、将来的に当市への転入、定住を見据えて、地元の企業で働きやすい環境を整える一助になればと思います。 ぜひとも前向きに御検討いただければと思います。本件につきまして、市長の御意見をお聞かせください。よろしくお願いいたします。 続いて、動物愛護に関する条例の制定について質問させていただきます。 当市では、野良猫不妊去勢手術について助成を行う取組を平成31年、令和元年度から始められたと聞いております。 当市の保健課健康係に聞き取りを行ったところ、不妊去勢手術の助成を申請された件数が、令和3年度までに442件、令和4年度は88件の申請を受けているとお聞きしました。 日頃から、当市職員においても、置き餌の禁止やふんの処理、屋内飼育の勧奨を指導され、野良猫、地域猫が減るように指導されていることだと思います。それでもなお、年間30件程度、繁殖期の春や秋に苦情が寄せられているとのことです。 私も、市民の方から、野良猫の餌をやっている人がいるが、ふんの始末もきちんとせず、周りの住民も迷惑に思っている。猫が車に乗り、傷がつけられていることもあった。去勢手術も全部の猫にできているわけではなく結構増えている。餌をやっている人たちには、餌をやらなければ死んでしまうと言われるが、餌をやるならば責任を持ってふんの処理や屋内飼育を徹底してほしい。行政に言っても強制力がなく、長年改善されない状態が続いているので、民事訴訟を起こすつもりだという相談を受けました。 これを受け、私が調査したところ、浅口市では、浅口市動物と共生できる社会の実現の推進に関する条例が制定されていることを知りました。 動物愛護に関する条例なのですが、飼い主や飼い主のいない動物に対する餌やりを行う上での責任や遵守事項を定め、迷惑行為に対する勧告及び命令、過料等が定められています。 条例を制定した浅口市に過料を定めたことについて問い合わせたところ、過料が明文化していることで、市が前向きに対応してくれていると認識していただけているようで、犬猫合わせて年間15件程度であった苦情件数が、昨年度は30件と約2倍になっています。 餌やり行為については、市民に行政指導を行ってもなかなか応じていただけないことも多いのですが、条例が制定されたことで指導を行う根拠となり、指導しやすい状況になったと感じていますとのことでした。 これは、潜在化されていた苦情が見えるようになり、業務量が増加したという事実もありますが、職員が指導を行う根拠が定まり、被害者意識、加害者意識を持ってしまった市民間の調整が行いやすくなることで、住民の福祉の増進に一定の効果をもたらしているのではないかと私は考えています。 現在、当市では、動物愛護に関する条例もなく、改善されない状況が続いていましたが、当市でも、動物愛護条例を制定し罰則を設けることで一定の抑止力になり、状況が改善するのではないかと私は考えています。 地域には、猫が好きな人、無関心な人、嫌いな人、動物アレルギーがある人などが混在しています。生まれてきた命はできるだけ長生きさせてあげたい、こんな気持ちを持つ方たちが猫と地域の共生を目指して、全国的に地域猫活動と称して活動しているケースが増えてきているようですが、地域猫活動がただの餌やりになってしまうと、先ほどの相談のように、地域社会に新たな問題を起こしてしまうことになりかねません。 餌をあげることが悪いことではありません。また、餌をあげないことが解決になるわけではありません。市民の皆様には、飼育場所やふんの始末など、地域の中でしっかりと意見交換をして、できるだけ多くの合意を得て、今ある大切な命を守り、未来の悲しい命を減らすために、地域猫活動を引き続き進めていただければと思います。 ぜひとも、当市におきましても、動物愛護に関する条例制定に向けて執行部で検討をお願いできたらと思っております。 本件につきまして、市長の御意見をお聞かせください。よろしくお願いいたします。 最後に、公共施設等における男性用サニタリーボックスの設置について質問させていただきます。 近年、前立腺がん等の病気や加齢が原因で、男性でも尿漏れ用パッドを使用している方やトランスジェンダーの方が生理用品を捨てる場所に苦慮されているケースがあり、男性用トイレの個室にサニタリーボックスの設置を求める動きが進み始めています。 私が市民の方から聞いた話ですが、恥ずかしい話だが、尿が出ている感覚がないため尿漏れパッドが欠かせない、外に出るときには漏れたりしていないか心配だし、臭いにも気を遣っているつもりだが、男性トイレには捨てるところがないため、長時間交換できない、どうしても不安になる。わがままと言われるかもしれないが、多目的トイレには抵抗がある。気になって外出の機会が減っているのも事実と教えてくださいました。 私がなぜこの話題を取り上げたのかと申し上げますと、1次的には、今現在、困られている方の不便を解消したいと思ったことですが、2次的には、自尊心や羞恥心から恥ずかしくて声を上げられないような潜在的に困っている方がいることを広く知ってもらえるきっかけになると考えたからです。 私が調査したところ、現在、備前市役所庁舎や中央公民館等のトイレにおいて、多目的トイレにはサニタリーボックスが設置してあるが、男性用トイレにはサニタリーボックスを設置していないとのことでした。 本件に先進的に取り組んでいる自治体では、埼玉県や神奈川県、佐賀県等が上げられ、民間ではヤマダ電機やトヨタモビリティ東京等の企業、一部の商業施設等で実施されていますが、一般的にはまだ広く知られていないのが現状です。 岡山県県庁舎では、現在、設置されていないが、検討中とのことでした。近隣市町村では、瀬戸内市、赤磐市では未設置、未検討ではあるが、和気町では既に今年8月頃から、公共施設の男性用トイレにはサニタリーボックスが導入されております。 備前市の多目的トイレには、サニタリーボックスがあるからいいだろうという考えはもっともかもしれません。しかし、先ほど述べたように、自尊心や羞恥心から恥ずかしくて多目的トイレは使いたくないと考えている方もいらっしゃいます。 ですから、和気町を除く近隣市では未実施である本件について、ジェンダーレスの観点からも配慮がなされている市であると実感できる取組をぜひ本市でも推し進めていただきたいと思っております。 まずは、市役所本庁舎、各総合支所から導入してみてはいかがでしょうか。本件につきまして、市長の御意見をお聞かせください。よろしくお願いいたします。 以上です。御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、草加議員の御質問に順次お答えいたします。 1番、奨学金代理返還の企業支援についてでありますが、企業、地元企業に就職する若者、日本学生支援機構のそれぞれにメリットのある制度であると感じております。 市としましても、若者の定住化、労働者の確保に有効ではないかと考えますので、県の制度に上乗せする方法で令和5年度から実施したいと考えております。 2番、動物と共生できる社会の推進に関する条例についてでありますが、野良猫不妊去勢手術に係る助成制度を平成31年度より開始いたしました。 ガバメントクラウドファンディングを活用し、全国の方々からの寄附を財源に助成しております。 野良猫によるふん尿被害などの苦情相談については、岡山県動物愛護センター等と相談しながらの現地で注意しているものの、議員御指摘のとおり、愛護動物である猫については行政に捕獲等の強制的な権限はなく、なかなか解決に至らないのが現状であります。 全国的な問題として、各自治体がそれぞれに取り組んでおり、本市においても重要な課題の一つと考えていることから、先例事項を参考に、次回定例会で条例制定をしてまいりたいと思います。 3番、公共施設等における男性用サニタリーボックスの設置についてでありますが、現在、市役所庁舎等の多目的トイレに設置しており、対応を図っておりますが、議員御指摘のとおり、利用者の方の精神的な負担を取り除き、利便性の向上を図るため、できるだけ早い時期に市役所本庁舎、各総合支所等へ設置してまいります。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 以上で草加議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) この際、申し上げます。 本日の一般質問はこれで終わりとし、後の方の質問については明日以降に行いたいと思います。 本日はこれにて散会いたします。 皆さん、御苦労さまでした。     午後3時10分 散会...